農業共済新聞 2022年 5月4週号が発刊された。前回からの特集「農業用由来のマイクロプラスチック問題を考える」後編だ。

新しい施肥の一つ「二段ペースト」
既に、稲作専業農家さんでもこの二段ペーストによる栽培を行っている方もいる。

液体状の肥料なのでプラスチックはゼロ。
環境に優しいお米を作ることができる。
問題は肥料コストだろう。従来の環境汚染となるプラスチック被覆肥料と比較すると同一効果を求めるには現在では約1.7倍の大幅コスト増。
(ペ-スト肥料と粒状肥料のコスト差は窒素量で比較すると約170)
肥料が液体であることから運搬費用など全体的なコストからみると1.5倍程度になるということだ。
それでも、これからの環境配慮を考えると今まで通りプラスチックを環境に出し続ける米づくりはいずれ淘汰されると思われる。
消費者は自分の食べているお米がプラスチック汚染をしている肥料で育てられたお米か?

それとも、環境に優しい育て方で育ったお米か
その違い理解したうえで環境に優しいお米を選択してもらいたい、ただ、安さを求めるのではなくそのお米がどんなお米なのかを知ったうえで購買選択に移す行動に期待したい。
生産者、販売者にはその選択の道しるべとなる商品説明を商品と抱き合わせで消費者に伝えるための取り組みを進めてもらいたい。
以下に記事全文を掲載します。






前編はこちら⬇️

【6/1加筆】

2021年 食育白書にこれからの課題が明確に書かれている。国のサポートが環境に優しい食品の認知、普及には欠かせない。生産者任せではいけない。

⬇️2021年 食育白書より抜粋