今日のプラゴミ回収はこれ「プラスチック肥料殻」でした。


赤枠部分を回収しました。

あと1ヶ月もすると岡山県南部でも田植えのシーズンが始まります。田植えのシーズンは=プラスチック肥料殻が田んぼから用水路、河川~海へ流出するハイシーズンでもあります。



肥料団体がこのプラスチック被覆肥料を使わない農業を目指すとしたのは2030年。何も対策をしなければあと8年はこの写真のように圃場からの流出は続きます。
 これからのプラスチック被覆コーティング肥料に代わる施肥として注目をされているのがペースト施肥、しかもより効果を高めることが期待されている二段ペースト施肥。すでにこの新しい施肥にチャレンジしている稲作専業農家さんもいます。 
 私のブログを閲覧いただいた企業の方から次世代の施肥技術としてこのペースト施肥についての特集が組まれるとのことから、無理をお願いしてオープン掲載のお許しをいただきました。
「農業共済新聞 4/27日号」
紙面中の本文は次の通り





今年の肥料は購入済だと思われるので、来年の施肥計画にこのペースト施肥を組み込んで欲しいところです。
 ただ肥料コストは高くなるため、そのコスト上昇分をお米の価格に反映させた場合、この「環境に優しい栽培方法で育てたお米です」がどこまで消費者に支持されるのか。選択購入につながるような差別化が必要になることは言うまでもありません。
消費者が「環境に優しいお米」として選択購入ができるように肥料団体、行政、生産者さんが知恵と力を出して取り組んで欲しい。
★短期対策としての圃場からの流出防止は代かき後に圃場の隅に吹き寄せられた肥料殻を網で掬う、写真の用水路のように溜まった肥料殻を網で掬う。これらが最も簡単で低コスト。今年は圃場内、用水路でで浮いた肥料殻を網で掬う光景をみるることができるかな。