1/80 可部線の73系をつくる① | 黄金色の電車工房から

黄金色の電車工房から

2019.8.15 yahooブログ「16番鉄道模型と鉄道写真の部屋」より移転してきました。
1/80真鍮キット工作の楽しみを広めるべく更新してまいります。
一応、旧型国電が専門です。


こんにちは。
「台風どこ」なんてワードがTwitterのトレンド入りするくらい、今回の台風12号は予報通りに動きませんね。
一週間くらい前に発表されていた首都直撃予報は避けられたみたいで、電車の計画運休は今回は無さそうな予感です。


さてさて、ブログ記事にはインパクトのある写真を冒頭に持ってくるようにしているのでタイトルと合わせて既にお分かりと思いますが…

アトリエリーフ73系シリーズの二弾第二陣として6月に発売された可部線の車輌をクハから作り始めています。
今回はクハ79312です。


今までと同じシリーズですからその構造に大きな違いは見られませんが、なんといってもこのトイレ窓が目を引きますね。
トイレ付きの73系は初めての組み立てとなります。



いつものとおりウィンドウシル・ヘッダーの取り付けからやっていきますが、このトイレ窓付近は取り付けガイドとなる乗客窓が無いため、直近のそれから延長するような形でベークブロックを当てがいハンダ付をおこないました。


お面はこんな感じです。
これまた今までに作ったことのない、得意な表情をしています。
箱組する前に、裏面から貼り付けるものに限って先にハンダ付しておきます。


ウィンドウシル・ヘッダーと窓枠詰木パーツのハンダ付が完了。
こちらの写真はキサゲによる処理をする前の段階ですが、修行を重ね、余計なハンダを省いて必要なところのみ流す事ができるようになって来ました。


クハ79312の乗客ドアは3タイプ混合なので、写真と見比べてパターンを間違えて貼らないように注意します。
右開きと左開きの違いもありますからね。

Hゴム窓のものはあらかじめそのパーツを裏面からハンダ付け、今回はアトリエリーフ設計のキット封入パーツを使用します。


乗客扉をハンダ付したところでお面を取り付け箱組みします。
最初はこの写真のように若干陥没させてしまったので、


裏側から親指で押し出しつつ平滑に仕上げていきます。
ちなみにいつものハンダ付の順序は、両裾端部→左右縦ライン→屋根R部は裏から支えてオモテからハンダを、というのが私の所定です。


箱組完了!
ここまでおよそ6時間を要したことを、記録としてここに書き残しておきます。(自分用)


この上の画像をTwitterに投稿したところ、即座に「トイレ付きクハに貫通戸袋はない」とのご指摘をいただいた為、修正作業を挟むことになりました。
このタイミングで発覚して助かりました。
確かにこれはおかしいですね。


すでにハンダ付してしまったHゴム窓枠パーツはそのままに、オモテ面からt=0.2厚の真鍮板を切り出しはめ込み修正しました。
思いの外うまくいったので、この問題はこれにて解決。


ウィンドウシル・ヘッダー、運行番号窓枠、キャンバス留メの順で、こんどはお顔の方のパーツを取り付けていきます。

キャンバス留メについてはよく屋根Rに合わせて曲げを補正した後、いつものとおり0.1mmほど下へずらした位置にハンダ付していきます。
屋根ツライチと比べて本当にわずかな差なので、指で押さえた状態でコテを当てていきました。


雨樋縦管とジョウゴパーツの取り付け位置確認。
縦管パーツは僅かに長さが足りないので、このあと継ぎ足す形で改造して取り付けました。


今日はここまでです。
屋根上パーツでは前照灯ステーだけハンダ付したので、仮組みで置いてみました。


修正を行ったトイレ周辺。
連結面のウィンドウシル・ヘッダーについては幌枠をどうするか検討中につき、まだハンダ付をどこなっていません。

本日は以上です。
今回のクハは特に懸案事項も存在しない為、時間を見つけて工作を進め、月末には車体が出来上がるのではないかと見ています。

本日もご覧いただきありがとうございました。