＊３日目＊
太陽を見る事無く、この日も朝からあいにくの雲空。
ＧＴが釣れる季節と、私達が釣りをしたいという季節は、そんな都合良く一致しないようです
ヽ(;´ω｀)ノ
それでも、出船出来るだけありがたいです。
この日、午前中の生命反応は一切無く、ちょい凹みで午後の部突入
移動したポイントで、１投・・・２投・・・渾身のフルキャストをしていると
水面からコバルトブルーをした、全身まる見え状態でルアーに襲いかかってくる奴の姿が見えたッ。
出たなッッ
お前かぁぁ――――
一気にロッドが曲がり、ファーストランを耐えてからギンバルにＳＥＴする。
「ジジジッ」とドラグが出るものの、落ち着いて無事にランディング
そしてこの時に船長からチラッと、
「これくらいのサイズの鯵が一番水面から全身が出ておもしろいんだけど、それ以上のサイズとなると・・・・・」
その時は釣り上げたカスミアジの喜びに浸っていて、大して気にもしてなかったんですけど、それを物語る出来事が最終日に待ち受けていました。
そしてしばらくすると、水面にナブラ発生
魚探にはベイトボール 何かデカイ魚に追われてるぞッ
行ッけ―――――ぇぇ
チャンスターイム
すると相方にＨＩＴ――
ラインが一気に出て、もの凄い勢いでシャロ―に逃げ込もうとする相手をハンドドラグでスプールを押さえる相方。
船長もフォローに入るが、途中・・・・・プチン・・・・・あっけなく根ずれ。
あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁ～～～～(￣∇￣+)
とっさの判断は難しいもんです。
地形にもよると思いますが、ドラグを締めて根に突っ込まれるか。ドラグを緩めて相手任せにするか。。
魚は賢いからなぁ～
、、まだまだ、経験を積まなければ解りそうにありません。
その後ナブラがでるものの、フッキングには至らずチャンスをものに出来ず、
背中を丸めての帰港となりました。
＊４日目＊
３日間、休む事なくずっとロッドを振りまわしていると、体がギシギシしときしんでくる。
日数と共に増え続けるシップの数・・・
。
が、いつ出て来るか解らない１匹のＧＴの為に、投げる手は一切休めない
とにかく、よりも多く、遠くにキャストする事しか頭にないのです。
コンピューター制御のロボットのように、巻いてはキャストして、キャストイしては巻いての繰り返し。
そして、前日同様一発目に掛けたのが、ぽぽこ。
ツムブリでした
相方も晩ご飯となるカツオをＧＥＴ
そして、ここにきてまたしても相方がＧＴを釣り上げる。
これまでビックリ合わせをしてしまい、思う様にフッキングまで至らなかった相方ですが、
「ようやく合わせのタイミングが解ってきた
」と嬉しそうにする相方。
良かったねぇ～
２日目に比べてサイズダウンしたものの、ぽぽ子と船長で
落ち着いて見てられるファイト、見事でした
＊５日目＊最終日
潮の流れが複雑に交じり、うねりを伴う中ルアーに反応を示す魚の気配は一切無し
これまで順調にＧＴを呼び込んできましたが、そろそろ釣り神様に見放されたか
すると遠くでダツが跳ね、ピョンピョンこちらに向かってやって来る。
”この際ダツでもいいや”と思いキャストすると、見事にルアーをくわえた。
「よっしゃ～ぁダツ頂き～～ぃぃ
」とはしゃいでいると、
後ろで船長、、、
「ダツを追っかけてきたＧＴがそのまま喰ってくる可能性あるよ～
化けるかもよ～」
って、何ですとぉぉ
一気に真剣になる。
化けろ・・・・・化けろ・・・・化けろ・・・・
心の中で呟くも、上がってきたのは、そのまんまダツ。。
その後、相方にもそのまんまダツ
化ける事なく、この日ダツで終了か・・・。
と思っていたら、ぽぽこのルアーの後ろをデカイ影がチェイス
そして次の瞬間、水面が盛り上がり真っ黒な背中が姿を見せた。
ふと、船長が言ってた事が頭をよぎる。
「デカイＧＴとなると、出方が”バシャ―ン”ではなく”ドボーンッ”と、まるで潜水艦が浮上する様に出てくる」・・・・・と。
ヤバいッ
ヤバいッ、、、この事ぉぉ～～～？
ファーストランは立ってられず、耐えるしかなかった。
何とか体勢を整えファイトしようと思ったけど、”フッ”とテンションが抜け、後ろにお尻から倒れ込んでしまいました。
ヒラヒラと風になびくラインを見て、その時はバレたＧＴよりも、トビペンをロストしたという事の方が悔しかった。（バーブレスにしてあるので、口から外れて戻ってきたんですけどね）
船長からは「今のは３０ＵＰだよ―――
」と言われ、だいぶ遅れて悔しさがこみ上げてきました
まあ、仕方ない。トビペンが帰って来ただけで良しとしよう。
これにて、５日間のオールＧＴキャスティングが終了となりました。
念願だった錦神社への写真奉納も出来、
石垣在住のご夫婦、お二人でＧＴ釣りをされているriseさんと、Ｙちゃんも
奉納の宴に駆けつけて下さいましたッ
船長も交えての宴。おのずとＧＴの話に華が咲きます。釣りキチばかりが集まると、話題は尽きる事が無いですねぇ～本当に楽しかったです
お世話になった皆様、ありがとうございました。
無事に奉納できました
そして今回の釣行で忘れてはならない、凄まじい働きをしてくれたトビペン
ＧＴの歯形が刻み込まれ、この子だけ見事にボロボロ。。。
トビペンに関しては５日間のうち、（ぽぽこ＆相方で）
■ＧＴ ５バイト・２キャッチ
■カスミアジ ３バイト・２キャッチ
大きな役割を果たしてくれました。お疲れ様でした。
最後のどデカイＧＴバイトで、スプリットリングも見事に伸ばされ、今後の課題となりました。
しかし、、、、何故にここまでトビペンに喰ってきたのか・・・
ただの偶然かもしれないけど・・・・・。
（ぽぽこの中での結論は、硬質低発泡素材で噛み心地が良いのではないかと。。）
残念ながら、ザウルスの会社は倒産してしまってる様でして・・・・
（ネットでトビペン買いあさろうか？
）
ひとまず、この子の後に続くスター選手の発掘にいそしみたいと思います
