身体性2周目の話 | 斉藤つうりのブログ 『ブッダプログラム』

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アカシックリーディングセッションをしていると、「身体性への取り組み2周目サイクル」に、現在の集合意識は入ったんだなぁと最近感じる。

 

1周目は「自分には物理的体と身体意識があるんだ」という気づきサイクル。

 

ちなみに0週目は

 

・薬を飲んで、症状がなくなれば、あとは同じ日常を送れる。

 

・医療的な措置を施せば、あとは物理的体にまかせる。

 

・医師の指示や一般に流通している情報に従って生活習慣を改善する。

 

といったあたりをスタンダードに置く感覚。

 

おそらく私(1977生まれ)の両親あたりの集合意識はこの感覚に近いのだと思う。

 

風邪を引いたら、病院へ行く。

あるいは特定の怪我や疾患があれば、医療機関の診察、処置、投薬を受ける。あるいは生活習慣を変えていく。

 

そんな感覚が身体性0周目。

 

それは何も悪いことではない。

西洋医療によって助かる命があり、人口の増加は西洋医療の普及と比例しているのだから。

 

けれどだんだん時代が変わってきて、医療機関の診察、処置、投薬だけで抑え込むことが難しい症状ーたとえばアトピー性皮膚炎などーに対してホリスィック医療、東洋医療、スピリチュアルな捉え方が認知され

 

「体は物理的症状以上のことを何か伝えようとしているのかもしれない」

 

という視点が広まっていった。

 

そして「物理的体と身体意識への気づき」というフェーズに集合意識が突入した。

 

これを私は「身体性への取り組み1周目」と捉えている。

 

たとえばごちらく道でコンビを組ませていただいている、田園調布長田整形外科の院長の長田先生が言うように

 

「腰痛の原因はヘルニア」は嘘なのだ。

 

なぜなら、同じようにヘルニアがあったとしても、そこに「痛み」をどのように感じるのかということは千差万別。

 

レントゲンで確認した際にほぼ同じ物理的な要因が見つかったからといって、まったく同じ主観的な苦しみを伴うとは限らない。

 

ここから論理的に考えると「痛み」とは単に物理的なものではない、ということがわかる。

 

だからこそ「痛み」を引き起こしているものは何か?

 

物理的体の背景には「見落としている心の断片」があるのではないか?

 

そんなふうに捉えていくと、ただ単に「治ればいい」「症状が消えればいい」ではなく、「症状が語ろうとしていることはなんだろう?」という気づきの姿勢が生まれる。

 

そして「ああそうか。体は物理的な部分だけではなくて、頭の自分ではない「身体意識」をもっているのだ」という認識が生まれる。

 

そして「治る・治らない」と、体をコントロールする視点ではなく、体に語りかけていくときに、自分・自分たちが、ほんとうは何をしたいのか、どこへ向かいたいのか、何を表したいのか、どうありたいのか、という視野がひらけてくる。

 

このあたりは私がアカシックリーディングのセッションを始めた頃、強く注力していたいたポイントでもある。

 

また長田先生とゆうかさんが企画してくださった「疾患シリーズ」の活動をとおして、

 

・便秘と過敏性腸症候群

・甲状腺と親子関係

・腎臓と家系からの影響

 

といったテーマにて、医療✖️アカシックの観点で参加させていただき、この「物理的体と身体意識への気づき」についての視点を語っていく姿勢をとった。

 

しつこいようだけど、ここまでが身体性1周目。

 

いまから遡ると10ー5年ほど前までの期間にあたる。

 

書きたいことはここから。

 

そしてコロナがやってきた。

 

1周目の視点を獲得した人たちが、その後、様々な疾患や怪我を体験する機会があったのだと思う。

 

そしてそのときにこんなふうに捉える人が最近増えたと個人的に感じる。

 

「もう解決したはずなのに、なぜまた病気になるんだろう?」

 

「ずいぶん自分では向き合ってきたはずなのに、またこの症状が出てきたのは何が足りないんだろう?どんな葛藤があるんだろう?」

 

1周目目を体験したのちに、再び疾患や特定の症状に悩まされた時に、こんな心の声がふつふつと上がる。

 

そしてセッションにて、これらの悩みについて質問をする方が、最近多いのだ。

 

えとですね。

 

ここで私が伝えたいことはただ一つ。

 

「何も解決しなくてもいい」

 

ということ。

 

え?どういうこと?解決しないってどういうこと?

 

と思う方もいるかもしれない。

 

そもそも身体意識に「解決」という視点はない。

 

そして症状が伝えてくれるメッセージはたしかにある。

 

私もずいぶん身体との対話を行って、その度に大きな気づきや指針を得てきた。

 

けれど

 

それとこれ(身体との対話と症状の現れ)とは基本的に別!という視点が、とても大切なのだ。

 

たしかに身体との対話は、大きな視野を開かせてくれる大切なものだ。

 

そしてまたその対話以後、症状が劇的に改善されることもあれば、消えることもある。

 

しかしながら

 

・2度と同じ症状がでない

・同じような怪我は負うことはない

 

ということとイコールではない。

 

症状が、改善されることはもちろん良いことだ。誰だってそうなってほしい。もちろん私もだ。

 

けれど

 

身体との対話と気づきがなされたから、もう同じ症状はでないはずだ

 

と考えてしまうことは、大きな落とし穴である。

 

ひょっとしたらその考え方こそ頭と体を分離してしまう大きなコントロールにあたるものなのかもしれない。

 

身体性への取り組み2周目の視点は、以下のような視点ではないかと私は考えている。

 

・身体は個性化の傾向性を持っているという理解を持つ。

・身体の個性化の傾向性は特定の疾患や症状としてもあらわれることがあるという認識を持つ。

・身体の個性化の傾向性を良い悪いではなく、ありのままに認識し、現状で出来うる最良のケアを与える。

 

ということ。

 

具体的には

 

以前に疾患や怪我に苦しめられた経験がある人が、再びその症状が再発したり、あるいは症状が消えなかったとしても。

 

「まだ身体に対して何か見なければならないものがあるのだろうか?まだ解決していないことがあるからこの症状が再び現れたんだろうか?」

 

という視点を持つ必要はないよ、ということを言いたい。

 

そして1周目のときに、その向き合い方で症状が回復した経験があった人ほど、この考え方にとらわれやすいのかもしれない。

 

身体への取り組み2周目は「成熟」が大切。

 

成熟とは、あらゆる経験的な理解を含んだ上で、しなやかさを持った視点のこと。

 

成熟した2周目の視点とは

 

ああ。またこの症状が現れたか。私の身体はほんとうにこうなんだよな。でもこのやり方でしか表せないものがあるんだよな。何を伝えようとしているのかまずはしっかり聞こう。その上でいまお互い何ができるのかを考えていこう。あせらずにね。

 

という感覚で身体と向かい合うことができる姿勢だ。

 

また特定の対処の方法ー西洋医療・東洋医療問わずーがあるなら、まずは最短・最善の方法でそれを行い、その上で治る・治らないということへの過度な期待を持たない姿勢とも言える。

 

この成熟した視点とは逆の視点が、自分を責めること。

 

生活習慣を正し、しっかりと運動も行い、また体の声を聞き、自分自身を生きている姿勢を持っているはずなのに、まだダメなのか!という強い思いは、自分と体を責めているということに他ならない。

 

1周目を通過した人が、2周目に入ろうとするときに、この「こんなに体の声を聞いているはずなのに!」という責めの姿勢にはいってしまうと

 

「身体の声を聞けばいいなんて、結局嘘だった、無駄だった!」

 

という極端な場所にまでいってしまうこともある。

 

そうなるとまた0の場所まで戻り、体を機械として扱うというところから再びスタートを切ることになるかもしれない。

 

コロナが明け、AIが発展し、いま私たちの集合意識は「ほんとうの健康とは何か?人間らしさとは何か?」という本質的な問いのなかにいる。

 

そのときに私たちはこの「身体性への取り組み2周目ー成熟の視点ー」を持って、より自由に、より豊かに、自分が自分自身になっていく個性化の道を歩んでいくことができたら、と私は願っている。

 

何か固定的な仕組みで、身体をとらえコントロールするのではなく

 

常に変わっていく身体を通して、この世界もまた常に変わっていくのだという気づきを携え

 

コントロールできないものほど、美しいのだという感性を持ちながら

 

身体が起こす変化の波にしなやかに乗り続ける。

 

そんな風に私は生きていきたい。

 

そのときに私の身体と魂はひとつのものとして統合されていくのだと信じている。

 

 

阿修羅像は三つの顔を持つが、これは3周目のライフサイクルを持つことを表しているのかもしれない。

 

 

 

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