パラレルワールドと平行自己を統合する。
昨日の夜、エッセンシャルWS終了。
個人的には、ずっと話したかった内容であり、とても楽しかった。
パラレルワールドと平行自己とは、展開することで可能性を回収し、統合していく「創造の鋳型」です。
今回はまず現代の科学の枠組みからとらえた「ユニバース(単一の宇宙)」と「マルチバース(多次元宇宙)」について。
ユニバース=宇宙という感覚が、現代の主流な言語感覚ですが、ここの用語だけとっても面白いですね。
universeの意味とは「一つ(unus)になった(versus)」ということ。
ですので、この世界が「ひとつである」という感覚に基づいています。
けれど重力力学や、量子論では、人間に知覚できる領域だけではなく、人間の認識を超えた領域にも宇宙は展開している、という仮説を立てています。
その場合、人間の近くできる領域を超えて、無限のパラレルワールドが想定できうる、ということで、この世界は「ユニバース」ではなく、「マルチバース」。
単一ではなく、無数の領域が展開している宇宙、ということになるわけです。
この考え方だけでも、なるほど!と思いませんか?
私たち人間のひとりの認識は基本的に目の前の現実に限定されやすいものです。
もしとても人数が少ない田舎に育ち、その世界だけを見聞きして育った場合、その領域だけが「ひとつの世界」だと信じやすいものです。
けれどやがて認識の枠が広がると、そんなはずはなく、村を出て、街をしった時には、決して自分の田舎だけが世界の全てではなかったのだ、世界はとても広くまた多層なのだと思うことでしょう。
同じように、この宇宙が「認識できる領域しか存在しておらず、単一のものである」という視点は、非常に狭く、目の前の現実のみを信じ込んでいるのかもしれません。
ですから、まだ見ぬ・知覚できない領域に、他の宇宙が存在している、と想像することは、それほど突拍子もない話ではないのかもしれません。
しかし「人間の認識を領域を超えた領域」は、人間には確認が不可能である、という矛盾を含むため、他の宇宙とは予想にすぎず、その実態に触れることはできない、というのが現在の科学の限界なのです。
そしてワークショップでは、そのような科学の話を入り口に、神秘学によるパラレルワールドと平行自己の話へと内容を移しました。
神秘学とは、現代でその立ち位置をどのように捉えたら良いのかがなかなか見えにくいのかもしれません。
たとえば統一教会の問題のように、盲信的・妄信的なスピリチュアルな教義のようなものも存在します。
しかし『黄金の夜明け団入門』の著者、チック・シセロは、「西洋神秘学とは心理学と双璧をなすものである」と言います。
シセロは著書の中で、心理学で用いられる「分析・直面・個性化」というプロセスは、西洋神秘学では「浄化・聖別・統合」というプロセスとなり、アプローチこそ異なるものの、扱おうとしているプロセスは同じものなのだ、と書いています。
何を言いたいかといえば、西洋神秘学とはアプローチの違いこそあれ、その本質は人間の意識のプロセスに対する、総合的な体系のなのだ、ということをいいたいのです。
私が神秘学を重視するポイントは、現象として現れている領域や、顕在意識だけでつかめる領域だけではない、「現象の背景にあるものの本質」を捉えるための非常に役に立つからです(しかしそのように役立てるためには認識のトレーニングが必要なことは間違いないけれど)。
パラレルワールドや平行自己といった概念は、科学的な現象レベルで扱うことができる領域と、心理学・神秘学的な人間の心理作用・心の領域として扱うことができる領域との、両輪でとらえていく必要があるのです。
そのため、今回は入口を科学として、その後はぐぐぐっと西洋神秘学による平行自己の概念と意識の構造の図。
それらの関連として、精神疾患や、平行自己に本人が入っている場合のケース、その対処など。
さらに自分自身が平行自己としての「ズレ」から、メインの自己として可能性を統合していくのかについて。
このあたりは、ワークショップ案内にも書いたように、セラピスト、カウンセラー、リーダー、コーチなども非常に役に立つ知識ではないかと思います。
そして、その後は平行自己のフラクタクル構造としての、輪廻、ソウルグループ、地球、惑星、太陽、恒星、銀河、銀河団などに関する、それぞれのシステムについて。
またそれらの前提に対して、「すべての統合する唯一の神・意志・創造主・源」という、単一・父性的な、宇宙の中心論ではなく(これはまさにユニバース的な観点。因果論的)、「すべては目の前にそのままあらわれている構造である」という、多次元的・母性的、中空構造的な発想によって成り立っている、という結論をお伝えしました。
そして「すべてがこの瞬間展開し、統合されていくプロセス」そのものを体感するワークを行っていきました。
文章で書くとなんだか固いのですが、実際には誰にでもわかりやすいように工夫してお話ししたので、参加者のみなさんにとっても入りやすい内容だったのではないかと思います。
でもまあ話としては、非常に多岐・かつ深度があるものだったので、混乱された方もいるかもしれません。
当日ご一緒してくださったみなさま。ありがとうございました。
ぜひぜひ混乱も含めて、参加された方・後日動画購入された方。
アンケートにて体験のレポートを教えてくださいまし!!!!
ほんとうにどんなことでもかまいません。
さて。では、現時点で届いているアンケートをいつものように掲載します。
以下、アンケートより
■今回は何に惹かれて参加を決めましたか?
おもしろそうなテーマに惹かれました。
タイトル
何でだろう〜。今必要な気がしました。
パラレルワールドのお話をつうりさんの言葉で聞きたかったからです
今回は前回次回の日程と聞いていたので、内容構わず参加は予定していながら、予約の時わーパラレルワールドは興味あると言う順序でした。そもそも仕事においても毎回つうりさんの講座は無駄も無いし全て勉強になるので、毎回参加に興味がそもそもあり、参加したいと思っている。
大きなうねりを肌で感じて、決めるということに尻込みしがちでしたから。
内容
パラレルワールド、平行自己、聞いたこともあり調べたこともありましたが、知っているようでぼんやりとしか分かっていない分野だと思い興味がありました。
パラレルワールド等の単語です。
【パラレルワールドと平行自己を統合する】 というタイトル!
平行自己の統合という点に惹かれました。
■ワークショップ内容はいかがでしたか?
・わかりやすかったです。以前アカシックベーシックで学ばせていただきまして、その時もその時は「あー!!」となったのですが、日が移ろい、理屈ではなんとなくわかっていながらも、あの時の「あー!! 」という感覚からは遠のいていました。今日また話を聴いて、前と違った感覚形で受け取れました。
・なんと無駄のない、わかりやすさ。勉強になりました!難しいテーマを凝縮したエッセンスのみを抽出したような、深みのWS(講義)でした!
・とても興味深く、とっても面白かったです。 ワークショップが終わった後、すごく意識がクリアで軽くなった感じがして気持ちよかったです。
・つうりさんのお話はいつもとても分かりやすく、ホワイトボードに書かれた図が更に分かりやかったので、深く理解する事ができました。とても興味深い話だったので納得の連続でした。
・この度は私には理解がまだまだ難しいのを、眠くなったり、言葉が入ってこなくて声が聞こえなくなるので、自分のキャパを感じましたが、まだまだ勉強が足りないから入ってこない自分を感じ、勉強必要だなぁと感じました。
・混乱ポイントだった分離と統合の関係が整理された。
・時間内で話せたのはほんのサワリだけという印象、もっと知りたいと思いました。
・よく耳にする言葉ですが、私には難解です。でも体感として納得したいと思っていました。
・とってもわかりやすかったです!!! 色んなことが腑に落ちました!!!
・とても楽しかったです。科学と神秘思想の両面からご説明頂くことで、実生活に生かせるレベルまで理解が深まりました。ありがとうございます。
・難しかったですが面白くて何度も見返したいです。
■テーマ「パラレルワールドと平行自己を統一する」について何か気づきがありましたか?
・私にとっての大切な体験を、いつの時も選び続け感じ尽くし、その循環こそが私であり、私以外の皆であり、全てが繋がっているということ。今の私が思ったこと感じことを素直に出して、私が私を生きていくことの素晴らしさを改めて嬉しく感じました。
・銀河が背骨の神経...という壮大な話のところではゾクゾクと全身が震えました。 貴重なお話を聞けて終始ワクワクが止まりませんでした。
・私は以前からつうりさんのおっしゃっている「目標を捨てる」「努力を捨てる」という言葉の意味がよく分からず、ずっと疑問として所有していたのですが、今回のセミナーでその意味がようやく分かりました。 分離(創造)と統合というのは宇宙の法則で、高いところから低いところまでその法則が貫かれているのだということ。月は地球に、惑星は太陽に、太陽は太陽以上の恒星に、恒星は銀河系に、銀河系はそれ以上の宇宙に統合され、再び分離し、また統合される。そのリズムこそ生きることそのものだということですね。 ドゴン族であればシリウスで統合し創造する。アンドロメダならアンドロメダで、オリオンならオリオンで、プレアデスならプレアデスで。そして最終的には1なる意識の統合点へと進んでいく。そしてそれらを包摂し、かつそれら自体でもある「空」へと。 説明が難しいですが、この「空」を説明しようとして取りこぼしてしまう感が、まさに空の存在証明なのでしょう。 これまでの人生では、完璧なものを創造しようと思ってそれができずに凹み、そして動けなくなってしまうことが多々ありましたが、今回のセミナーを受けて、それが普通なんだと思って気持ちが楽になりました。 これからはもっと生きることそのものを楽しんでいこうと思います。ありがとうございました。
・平行自己に意識を飛ばしたり散らすことで保つことである、というところがすごく納得しました。 平行自己との行き来があるから幅が広がり客観的、立体的に自己を捉えられるようにも思いました。 また、太陽の平行自己は惑星というお話も興味深かったです。 ・ラニアケアのお話から、子供の頃、何故か体の中と宇宙は同じだという思い・感覚があったことを思い出しました。考え出すとぐちゃぐちゃしてしまうのですが、こうしてタイミングを待って少しずつ紐解いていくのかなと思いました。
・転生とリンクしているということがなるほど!!とつながりました。
・選ばなかった道で得たかもしれないことより、選んだこちらだからこそ得ているたくさんのものに気づきながら生きていましたが、それですら、選んでいない道を歩いている自己からも何かを受け取りながら生きているんだなと気づきました。
・ありすぎて一言ではお伝えできませんし、 あと、言葉にまだしたくない感じです。。 アンケートなので、お伝えするとすれば、 ●●ちゃんの未来世はつうりさんなのか、と思った次第です笑
・選択や反応や姿勢が、平行自己の契機になるという点で重要。しかし選ばなかったものもどこかの平行自己が担っているし、いずれは本質に回収せざるを得ない。こう理解すると、再びじゃ私どうするんだ?に帰る、ところが好きだなぁ。 現実と本質という言葉の対も、新鮮で納得です。
・意識的に統一しなきゃいけないのか?平行自己を思う存分やったら自然に戻るものだといいのですが。自分が平行自己というのが、今までにない視点でした。
・もう一度、じっくり拝見します。
・自己統合クラスでアドバイスいただいた、「死んでも、傾向性をやり続ける」という事の意味が、とってもよく分かりました! そして、やはり、ここも、フラクタルな構造だった!!! すっごく腑に落ちたし、すごく納得したと同時に… あーーーーもうずーーーっと私は私をやり続けるしかないのだな… という 事にも氣がつき… 泣き笑いです(笑)
■講師に一言お願いします!
・いつもありがとうございます!!
・つうり先生のブログもfacebookも、漏れなく拝読しているわけではありませんが、なんとなく受け取るタイミングで拝読しております。今回はワークショップに参加してみたいという気持ちも強く湧いて、参加できました。いつもありがとうございます。意識を「構造」という形で説明や図を展開してみせてくださって、とてもわかりやすかったです。
・BOSEの坊主のつうりさんに馴染んできました♪
・いつもエッセンシャルワークを楽しみにしています。濃ゆいお話を本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
・素晴らしい学びを本当に参加しやすく、また、定期的に提供してくださりありがとうございます。毎回楽しみで日々いられています。
・すっかりすっきりしました、ありがとうございます!
・今回の8つのイラストを1つにつき1講座にしてほしいほど面白かったです。
・この2時間でここまで深い話ができるって凄いですね。そして2時間きっちりで話し終えたつうりさんの笑顔と坊主姿とても良かったです‼︎
・また、教えて頂きたいです。
・このお話を、ここまでわかりやすくお伝えいただき、本当にありがとうございます🌟 とっても面白かったです! お目目ランラン で、かぶりつきでした🌟
・つうりさん、 魂というものはなぜ 生まれるのでしょうか? 宇宙はなぜ存在するのでしょうか? 何が、これを創ったの? パラレルワールドと平行自己を統合するが、とても腑に落ちたら、次は↑のような疑問が出てきました。 前から思ってた疑問だけど、 今回のエッセンシャルワークで、もっとリアルな感覚で、この事を知りたくなりました! この事はスピ探 の内容ですか?
・いつも為になるセミナーをありがとうございます。今回もとてもタイムリーでとても元気づけられました。今回は坊主頭でしたが、次はツルツル頭のつうりさんを期待しています。スタッフの皆さまもありがとうございました!
以上。
というわけで、今回も動画コンテンツページを用意しました。
見逃した方。どうぞご覧ください。
ブッダスクール動画コンテンツ
https://buddha-school.jp/event/movie-essential-ws-vol14/