ツイッターやフェイスブック上での呼びかけた、311祈りのネットワークにご参加いただいたみなさま。
たくさんのシェアとご協力ありがとうございました。
祈りとは一見、行動を伴わない態度のように見えることもあります。
また私も僧侶という立場の上で、葬儀など、祈りの儀式を行うことの意味に立ち止まってしまったこともあります。
だけどふとこう思うんですよね。
私たちがいま生きているということは、これまでに命を落としてきた無数の人たちの祈りによって成り立っているのではないかと。
戦争や災害で命を落としてきた人たちが、心から平和を望み、未来に託した思いが、無数の祈りの力となって、いまのこの現実を支えているのかもしれない。
そう思うと、いま私たちが届ける祈りが、未来を紡ぐ力につながっていると信じることができるような気がします。
また来年も、そしてその次の年も、次の次の年も。
この311の祈りのネットワークは継続して行っていきます。
もしよろしかったら、また来年もご一緒しましょう。
本当にありがとうございました。
斉藤つうり
写真は震災の二週間後、被災地での一枚。
この場所で私たちは泣きながら、お経を読みました。
この時の想いは一生消えることはありません。