大飯原発再稼動について | turfplan.netのブログ

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今日野田首相が大飯原発の再稼動について記者会見を開いた。

政界内では原発再稼動反対の署名活動など混乱が起きているが、今日の記者会見で総理の明確な方針が明らかとなった。


今の国会は消費税増税、社会保障の一体化、年金問題など多くの課題を抱えているが、一番気になるのはそんな中災害復興の話題が全く挙がらない事だ。


未曾有の震災からかれこれ一年3ヶ月が経とうとしている。

被災地の瓦礫処理の問題はいろいろ議論されているが、復興についてはなぜか話題にならない。


それよりも福島原発事故以来、とかく『脱・反原発』については世間が注目をしているのだが、災害復興については誰も声を大にして語ることがない。


たしかに原発事故の教訓を生かし、日本のエネルギー政策についてみんなが考えるべきだとは思うが、その前に自分達の国の中で今この時間も被災に遭い、自分達の財産や生活の拠点を失い、仮設住宅という決して恵まれた環境でない所で暮らしている人達の将来を考える事は出来ないのだろうか?


たしかに放射能汚染を全国にばら撒く様な瓦礫処理の広域化も問題であろう。

しかし、瓦礫処理が迅速に行われなければ、被災者が自分達の生活に戻るのも遅れる訳で、正直瓦礫処理を反対している方々はその辺りをどう考えているのか聞いてみたい。


原発再稼動についても個人的には限定再稼動が望ましいと思うが、これだけ日本が電力に依存しないと生活出来ない環境下である事を考慮すると、ある一定期間の原発再稼動はやむを得ないと思う。


それと誰も触れる事がないので事実関係が明確ではないが、仮に原発が停止していても昨年の震災規模の地震が原発立地地域で発生した場合、福島原発事故の様な放射能汚染は起きないのだろうか?


停止していても稼動していても、震災が発生して条件が揃ったら福島の様な大惨事になる可能性があるのなら、今まで通り原発を稼動させるべきではないだろうか?


そうなると今再稼動の是非を議論する前にやるべき事は、核廃棄物の安全な処理方法を議論する事だと思うのだが実際どうなのだろう?


とりあえず今日の総理の会見で再稼動に向けた舵取りが明確になった訳だから、賛否両論があるとはいえ最悪来年の任期満了の選挙まで国民は耐えるしかないと思う。


そして近い将来やってくる選挙でしっかり一人一人が判断し、誰が自分達の代弁者としてふさわしいか吟味する必要があると思う。


僕はいつも思っているが、今まで自分達の生活を最優先とし政治に関心も持たず、選挙にも行かなかった人間が偉そうに反原発だの消費税増税反対だの騒ぐ事は少し違和感を感じてしまう。


なぜなら自分達の積極的な投票行動で政治家は選ぶ事が出来る訳だし、本当にしっかり選んでいたら代弁者として政治家は自分達の方をしっかり向いていると思う。


政治家は国民の為に働く。有権者は自分達の代弁者として適任な政治家を選挙で選ぶ。


こんな簡単な事が出来ない限り日本の将来はないのではないだろうか?