瓦礫処理問題 | turfplan.netのブログ

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素朴な疑問や思いを書いています。

北九州市や静岡県島田市で瓦礫処理に伴い、いろいろな問題が起きている。


被災地の瓦礫処理については当初から様々な課題を抱えていて、なかなか前に進まない。


特に問題視されているのは放射能汚染。


反対派は全国に放射能をばら撒き、日本全体が放射能汚染される事を懸念している。


反対派の多くは原発反対組。


私見としては原発のあり方については『縮~脱原発』であるが、原発の是非と瓦礫処理問題は正直な所同じ土俵で議論すべきことではないと考えている。


なぜなら被災地が早急に復興する為一番の足かせとなっているのが、現地に山積された瓦礫である。


僕も何度か現地へ出向いたが、その瓦礫の量は想像を絶する量であり、瓦礫の完全撤去が都市機能復活の最優先作業である。


たしかに国の放射能基準に信憑性がなく、国民全体が不安に感じている点については理解出来るが、仮に被災地3県の瓦礫を局部的な範囲(3県内)で処理しようとすれば、膨大な時間を費やす事となり、被災者は長きに渡って不安な生活を余儀なくされることだろう。


それでなくとも史上最悪の大震災に見舞われ、今まで生活をしていた環境全てを一瞬で失い、精神的にも肉体的にも追い込まれている事を考慮すれば、全国民が協力して助ける事が必要ではないだろうか?


かつて日本人は『助け合いの精神』を持って生活していた。


しかしいつの頃かその精神は薄れ、個々の主張ばかりする人種となりつつある。


かといって原発反対派の方々の主張が間違っている訳ではない。


しかし僕は反原発と被災地復興の協力は切り離して考えて頂きたいと考えている。


瓦礫の処理が遅れれば被災地の早期復興も暗礁に乗り、何百万人という人が毎日見えない不安を抱えた生活余儀なくされるという点をもっと着目して欲しい。


冷静に考えれば今まで安易な考えで原発を推進し、徹底した安全管理を怠った東京電力やそれを監視・主導していた政治家の責任は重大だと思うが、そんな政治家は時期総選挙で国民一体となって『投票行動』という方法で排除し、安心で安全な暮らしを取り戻そうではないか。