来月のW選挙に向け、一部週刊誌が橋下知事の過去について報道し始めた。
これに対して知事が自身のツイッターで思いを述べている。
いつものツイッター連続攻撃だ。
僕は別に橋下親派ではないが、率直に感想を言うなら彼は府知事就任以前よりメディアに露出していた人物であり、その過去に問題があるのであれば、もっと以前に叩けばよい事であって、今更こんな報道が出てきても有権者はしらけてしまう。
最近よく感じるのは報道する側のレベル低下。
小沢一郎氏の裁判しかり、鉢呂大臣の辞任騒動しかり、偉そうに権力を振りかざしている一部の報道マンが日本の政治を駄目にしている気がしてならない。
こんな事を長きに渡り続けているから、その報道を見る有権者の誤解を招き、そこに政治家不信が生まれ、白紙委任という最悪の事態を招く。
よく政治家が多額の収入を得て、時には既得権益を利用し私腹を肥やしているという風潮が蔓延しているが、それを作り出している張本人は『報道』だと思う。
僕も全国全ての政治家の実態を把握している訳ではないが、少なくとも僕のお付き合いや接点のある政治家は収入以上の働きをしていると思う。
それこそ、その仕事振りを時給換算すれば大手企業の役員とは雲泥の差である。
下手したら民間のサラリーマンより時給は少ないかも知れない。
今回橋下知事が取った行動はたしかに型破りかも知れない。
それに対する不満もあるだろう。
しかし、これだけ制度疲労を起こしている行政に対して今まで誰も改善をして来なかった結果、『マイナーチェンジ』という方法では再建が望めないのだと思う。
だからこそ『フルモデルチェンジ』という大胆な発想が必要ではないだろうか?
新しい形には経験もないし、実績も無い。
たしかにどんな結果が出るのか判らないリスクもある。
しかし、今まで『腫れ物には触らない』という先送りが続いた結果、年金も崩壊、景気も不安定、税収も減少、と言う様に『負のスパイラル』に巻き込まれているのではないだろうか?
正直な所、既得権益を一番守りたい人種は『公務員』の様な気がしてならない。
誰にだっていろんな過去はある。
しかし、それを今更叩いて選挙戦を戦おうなんて余りにも幼稚すぎる。
今回の大阪秋の陣(橋下風)はこれからの日本を左右する位の意味がある選挙だと思う。