僕はツイッターで橋下大阪府知事をフォローしている。
知事のツイートは特徴的で、最近は専ら平松大阪市長への要望や批判、各マスコミに対しての反論が主体となっており、それもツイートし始めると連続でツイートしてくる。
一瞬『そんな長文ならブログで書けば良いのに』と思う時もある位ツイートを仕掛けてくる。
しかしツイッターは知事の巧妙な戦略なのかも知れないと最近思い始めた。
(気付くのが遅いかも知れませんが・・・)
なぜなら、現在橋下知事には約30万人のフォロワーがいて、ツイッターはフォロワー全てに一瞬で配信してくれる特徴があるからだ。
反対にブログは本人(見る側)がアクセスして初めて目にする事になる。見る側の意思により情報発信した人数が決定する。
自分の主張や思いを発信するには、かなり有効なツールである事には違いない。
さて、僕は知事の主張に対して是非を唱える程大阪の現状を把握していない。
だから今回どちらの主張が大阪にとって有効なのか判断出来ない。
しかし選挙まであと1ヶ月なのに、まだ候補者を擁立しようと画策している政党がある事には違和感を感じてならない。
なぜなら、そんな付け焼刃の候補が本当に大阪の未来を考える事が出来るのだろうか?
またそんな候補者を本当に府民(市民)は充分理解して選ぶ事が出来るのだろうか?
所詮、組織票頼みの選挙となってしまう恐れがある。
もうそろそろ各政党も『組織票至上主義』的な選挙戦略は辞められたらどうだろう。
そんな中で橋下知事のツイートに少し興味深いものがあったので紹介してみる。
@t_ishin
橋下徹
その分、市長の公務と称して地域行事やイベントでの挨拶回りを徹底して行っています。今、必要なのは有権者に対してきっちりと考えを示すこと。公開討論をできる限り多くやることだと思います。平松市長は、大阪市新の会は候補者をはっきり示していないと参加拒否の理由を述べます。
僕はこのツイートを見て1つの疑問を抱いた。
『地域行事への参加やイベントのあいさつ回り』は首長(議員)の公務なのか?
たしかに公務と言われれば公務ではあるが、一政治家の政治活動(選挙活動)という要素は多く含まれている。
よく政治家のブログを見ていると『〇〇祭りに参加しました。』とか『〇〇で挨拶させて頂きました』なんてタイトルをよく見かけますが、政治家はこれを公務だと思っているのでしょうか?
僕から言わせれば、『公務という仮面を被った政治活動』だと思います。
例えば、政治家が参加しなければ行事が成立しないとなれば、それは公務に値するでしょう。
しかし、政治家がこれらの地域行事やイベントに参加を求められる事は古くからの慣例となっており、一般的には主催者側からの招待があって成り立ちますし、それに対して強制力はありません。
例えば議会とイベントがブッキングした場合を考えて下さい。間違えなくイベントには参加する事はありません。
その点では平松市長の行動は少し疑問に感じます。
ただ平松市長と同じ様な考え(地域行事やイベントへの参加は公務である)を持った勘違い政治家は沢山います。
中にはそれにかかった費用を、『政務調査費』なんかで計上している人もいるかも知れません。
ただ政治家の中には『こういう行事に参加して、有権者の貴重な意見を聞いているからこれは公務だ』なんて主張する人もいるかもしれません。
それ位政治家の活動は区別するのが難しいのです。
だから大阪で勃発している様な騒動が起きるのだと思います。