今国民が求める政治家とは何だろう?
こんな事を最近よく考えてしまう。
①市民目線を持った政治家
②大学⇒政治家秘書(政治塾)⇒地方議員⇒国会議員という経歴の政治家
③大学⇒官僚⇒国会議員という経歴の政治家
④大学⇒民間企業⇒国会議員という政治家
パターンを考えればきりがない。
僕はいろいろな政治家の方とお付き合いしていて感じる事が一つある。
それは僕が応援したいと思う政治家は、自分の描いた政策を楽しそうに語る人だ。
国民(市民)の事を一番に考え、『是は是、非は非』をしっかり説明出来る人。
そんな人が国民の求める政治家ではないだろうか?
最近では市民目線だけ持ち合わせ、議会や行政の仕組みを全く理解せず、大衆受けする政策ばかり掲げる政治家の存在が目に付く。
僕も経験あるが、行政には様々な条例や規制があり、何かしようとしてもスムーズには行かないものである。
それすら理解せず、少しばかりの正義感で政策を進めようとする。
そんな政治家は誰も求めていない。議員には最低限の資質は必要である。
政党政治を肯定するつもりはないが、そんな素人議員を政党は教育してきた。
だから長年与党であった自民党は多くの有能な議員を輩出する事が出来たのだろう。
ただ政党の中には、新人教育すら徹底出来ない独裁者政党もある。
新人議員は行政のしくみや議会の役割など、基本的な知識も知らされないまま議員活動をしている。
そしてベテラン議員も素人議員も報酬は一律である。
これが有効な税金の使い途と言えるのだろうか?
そんな議員が予算決議で『税金の無駄使い』などを理由に反対票を投じる姿を見ると情けなくなってくる。
いろいろ議員批判をしたが、僕は政治家がすべて悪いと思ってはいない。
長きに渡り政治に関心を持たず、『白紙委任』を続けた有権者の責任も忘れてはいけない。
そして、その行動が『組織票の構築重視』の選挙戦略に変化させたのではないだろうか?
最近は政治家は資質を磨き、有権者は資質を見抜く知識を持つ事が必要だと感じている。