鉢呂経産大臣辞任。 | turfplan.netのブログ

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素朴な疑問や思いを書いています。

昨日夜、鉢呂経産大臣が一連の発言の責任を取って野田総理に辞表を提出、受理された。


野田政権発足以来、閣僚の相次ぐ軽率な発言。そんな矢先での辞任であった。


被災地の方々の気持ちを考えれば、今回の失言は辞任に値するかも知れない。


ただ納得出来ないのは、まず最初に9日午前の記者会見での失言『死の町』が報道された。


そしてその後大臣は午後の会見で訂正、謝罪をしている。これでこの問題は終息に向かうと思っていた。


しかし某新聞記者が前日の非公式談話を持ち出したのだ。これが『放射能つけた』発言である。


これにより事態は急転。一気に辞任へと傾いていく。


よく考えたら、この様な流れ『政治家が失言』⇒『メディアがそれをフォロー』⇒『当事者が辞任』⇒『政治の迷走をメディアが叩きまくる』⇒『政治の停滞』がこの数年続いてはいないだろうか?


さかのぼると麻生政権の時からこの風潮は続き、それ以来、政治が正常に機能し国益をもたらしているとは誰も

思っていないのではないか?


これが国民の政治への不信感が増長する原因だと感じるのは僕だけだろうか?


たしかに与野党の政治家にも問題が無い訳ではない。


政策より政局優先な体質や、政治家の資質を問われる様な軽率な発言の数々も当然注目すべきではあるが、それを助長し、売上至上主義に走るメディアの姿勢も同時に問われる時期に来ているのではないだろうか?


ネット上では今回の鉢呂辞任の背景に、原発推進派の脱原発派潰しという話も多くある。


全て鵜呑みにするつもりはないが、様々な情報を分析しないと『真実』が見えて来ない社会になったと痛感する。


いずれにせよ災害復旧が迅速に進んでいく事を切に願ってやまない。