正座 | この先の行く末~お客が男になった時~

正座

『そこに座って』



私は静かに、でも怒りを込めて言った。



客に。




一糸纏わぬ姿で、廊下に放置。




『帰りたかったら、自分でフロントまで行きなさい』



そう言って、私はドアを閉めた。




『俺も女だったらな~。楽して大金稼げるのに』


その客は、のっけからそうご挨拶。



まぁ、よくある事なのでスルーした。



しかし、その後も、侮辱のセリフを撒き散らし、鬱憤晴らしてご満悦なご様子。



して、締めは『こっそりゴム取り』ときたもんだ。



私は接客中、滅多に怒らない。




仲の良い仕事仲間からも『怒った顔が想像つかない』と言われている。



だがな~!




最低限のマナーは守りましょう。



久々の強敵に、流石に黙っていられなくなり、モード切り替え。



金さえ払えば何やったって許される。



んな訳あるか!



女王やってた血が騒いでしまった。