三日後 | この先の行く末~お客が男になった時~

三日後

『美味しかったね』
『お腹いっぱい』



私達は、そんな会話を交わしながら店を後にし、次の目的地へと向かっていた。



世間は師走の忙しさに紛れ、誰もが一年を振り返る。そんな頃だった。



忘年会を終えたであろう人達をすり抜けながら、二人で指を絡ませ先を急ぐ。



私も彼も、早く抱き合いたい。そんな気持ちだったと思う。



事を終えると、寒さで冷え切っていた互いの体が嘘のように、二人とも汗だくになっていた。




シャワーを浴び一息ついた頃、そういえば。と思い私は彼に聞いた。



『式、いつだっけ?』



返ってきた言葉に、私は少なからず驚いた。



それは、もう三日後にせまっていたからだ。