漢方薬購入。 | 筋筋膜性疼痛症候群(MPS)闘病記

筋筋膜性疼痛症候群(MPS)闘病記

日本の整形医学界ではまだ認知度が低いとされている筋筋膜性疼痛症候群(MPS)を発症してしまった僕の、これまでのあれやこれやをつづりたいと思います。記憶を辿りながらの為、不定期更新です。

2012年1月某日

漢方薬の購入にあたり、全く知識がなかった為に何を飲むべきかも分からなかったので、まずは漢方薬をネット通販しているお店のサイトでネット診断。

簡単な質問に答えるだけで体の状態を東洋医学的に診断し、服用すべき漢方薬を教えてくれるというものでした。

それによると、僕の体は「表寒」「血虚」「血お」という三つのパラメーターが高い数値を示しており、どうやら血流、血行など循環器系が弱いらしいという事がわかりました。

確かに、小学生の頃には貧血で倒れた事があり、最近の健康診断では不整脈があるらしい事が分かっています。

血行の不良が発痛物質であるブラジキニンを発生させており、筋肉収縮→さらに血行不良→ブラジキニン発生という負のサイクルを発生させているというMPSの原理からすると納得の診断結果ではあります。

そして、そんな血液系の働きを良くするのに効くのが「疎経活血湯」(そけいかっけつとう)という漢方薬との事でした。

とはいえ、これが配合されている製品が何なのかさっぱりわかりません。
西武池袋の漢方屋さんで質問しました。

「疎経活血湯を探しているのですが・・・。」

「それでしたら、この製品が良いですよ!」

といって出されたのが「散痛楽楽丸」という何とも珍妙な、そのまんま感丸出しなネーミングの漢方薬でした。

説明書きには、食前食間に一日三回、10丸ずつ服用する事、という記載が。

一回10丸、というだけでもオドロキなのですが、もう一つ驚いたのがお値段。

一日に30丸として15日分、450丸の瓶入りでなんと4515円也!

一ヶ月分では9030円。・・・うーん、良いお値段しますね(苦笑)

この時ほど、保険適用の薬がいかに安く済んでいるか実感した事はありません!処方箋バンザイ!!

しかも店員さんによると、漢方薬は少なくとも一ヶ月以上は続けなければ効果は現れず、体の状態によって配合する成分のバランスを変化させるとの事。

即席で調べた体の状態、果たして本当にこの薬で良いものだろうか?と、かすかな不安を抱えながらも痛みを軽減させたい一心で「散痛楽楽丸」というネーミングを信じ、「とりあえず、ひと瓶下さい」と店員さんに告げるのでした。


つづく