ケアレスミスが多いのは…
最近、家庭教師をしていて
思うことを書いてみます。
算数や理科でケアレスミスの原因は
①問題文の読み違い
②必要な図や途中式、筆算を書いていない
③慌てて考えている
などだと思います。
家庭教師をしていて
ゆっくり解くように
お子さまに伝えても
なかなか言うことを聞いてくれない場合が
多かったりします。
本人の精神年齢・性格などが原因で
『ゆっくり解こう』ということができない場合
もあると思います。
でもですね…。
話を聞いてみると
それだけではないこともあるようです。
その他の理由を書いてみようと思います。
〈1〉塾での演習時間の使い方
早稲アカや日能研の先生に多いのですが
演習中に
指定した問題が解けたら
生徒に挙手をしてもらって
先生が○付けをしてあげる。
正解していたら他の問題を進める。
間違っていたら、やり直すスタイルです。
このタイプの授業を受けていると
お子さまは『早く解こう』と思ってしまうわけですよね。
早く解けると
先生からは褒められるし
まわりのお子さまから「あいつ、できるな」と思われます。
優越感に浸ることができます。
別に問題がないと思われる保護者の方もいらっしゃると思いますが…。
これって
スピードをあげて解いて間違えても
再度、解き直して
それを答えれば
お子さまからしたら
正解で
満足するんですね。
そういうクセがついてしまうから
テストで間違えて
家に帰ってきて、やり直すと
すぐに解けてしまう
ということになりますよね…。
〈2〉テスト時間が短すぎるテスト
これはSAPIXに多いですね。
デイリーチェックや基礎力定着テストって
かなり素早く解かないと
高得点が取れないセットになっています。
そのため
自分がミスなく解くための“ペース”よりも
速く解いているお子さまも多いと思います。
集団指導塾の授業の演習時間や
小テストの問題の分量などと
お子さまの気質の
かけ算で
ケアレスミスが多くなることが
あると
角田は考えています。
ケアレスミスが多いお子さまには
①授業内の演習は
周りのできを気にせずに
自分のペースで
1度で正解できることを
最優先に頑張る。
②テスト時間に対して
分量の多い小テストについては
・楽に解ける問題から解く。
…時間がかかりそうな問題は跳ばす
・答えが出せた問題でミスを少なくする
…実際の入試では、答えが出せた問題でのミスは
50分で2問くらいにしたいことを意識する。
それから
①②ともに
1問解けたら
その段階で『いま出した数値は本当に正解かな?』
と思って
見直しをしてほしいですね。
見直しについては
また他の記事について書いてみようと思います。
家庭教師を雇われる場合
人間的な面も含めて
保護者の方が納得できる先生を
選ばれた方がいいかもしれませんね。
塾や私立中学のカリキュラムを確認したり
志望校の過去問を分析して