◆元三大師関連寺院(弐) (3)薬王山 瑠璃光院 普光寺 別称:小川厄除大師 No.1 |       慈しみに恵まれて~豆々朗師のオモシロ寺社巡り~       

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 決して熱心な宗教の信者ではありません。
 ただ寺社で目につく面白い事物をコレクションしてきました。 

◆元三大師関連寺院(弐)

(3)薬王山 瑠璃光院 普光寺 別称:小川厄除大師(埼玉県比企郡小川町)No.1

 

   普光寺 (yakuyoke.site)


2022年10月29日、埼玉県比企郡小川町にある小川厄除大師へ旅しました。
 

もちろん元三大師グッズの収集が目的ですが、そもそも埼玉県小川町が何処にあるかもわからず、地図や乗り換え案内と一週間ほど格闘することになりました。
 

とにかく関東の西部は不案内で、何度訪れても府中と国立と三鷹の位置関係がわかりませんし、JR八高線が何処を走っているのかも見当がつきません。


横浜駅から湘南新宿ラインで池袋駅へ出て、美月と合流して東武東上線急行に乗りました。

 


(小川厄除大師1)
 

そして森林公園駅で乗り換えて小川町へ向かいました。
 

お恥ずかしい話ですが、私は60年生きて来て、今まで東武動物公園駅と森林公園駅が同じ駅だと思っていました。

 


(小川厄除大師2)
 

横浜に住む蟻が生涯をかけても埼玉を知ることが無いように、宇宙の果てもわからぬ人間の知識などちっぽけなものだと痛感させられました。
 

更には小川町です。
 

小川厄除大師が無ければ、永遠にこの街を訪れることはなかったでしょうし、日蓮宗と大いに関係がある比企氏の領地だと知って己の迂闊さを知らされました。

 


(小川厄除大師3)
 

私が大好きな日蓮宗本山妙本寺(日朗門流)は、鎌倉の比企谷にあり、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出た比企能員(ひきよしかず:配役 佐藤二朗)の末子、比企大学三郎能本(ひきよしもと)が日蓮大聖人の大壇越として自分の屋敷を提供したのが始まりです。
 

落語に出て来る「町内に住む物知りのご隠居」を目指している私としては、この駅前に降り立った時点で既に白旗を上げている状態でした。
 

そんな動揺を美月には隠しつつ、駅からかなりの距離をバスで、またそこからかなりの徒歩を強いられたところに小川厄除大師はありました。
 

                   (小川厄除大師4)

 

小川厄除大師、正式には薬王山瑠璃光院普光寺ですが、徳川家光の家康神格化政策に従って東照大権現を分祀したのが始まりと言われています。
 

そして日光山輪王寺と同様に、その後元三大師を勧請して厄除大師として信仰されるようになったそうです。
 

寺門を潜って本堂前まで来ると、何と巨大な木札の角大師がお出迎えしてくれました。

 


(小川厄除大師5)
 

これは期待出来そうです。