その頃、大手町は、多数のパキスタン人・バングラデシュ人等の期限後滞在者が行列を作っていた。

アティクルも、その行列に数時間並んだ末、入管から一枚の紙を渡され、求められるままその紙に署名した。

アティクルは英語が読めなかった。

入管から何の説明もなかった。

しかし、その紙は、彼にたいする強制退去手続きを終了させる書類で、アティクルを強制退去する処分はこれで「確定」した。

何の説明もなく署名させることは法律違反であり、不服申し立てができる。

しかし、申立期間は処分の日から1年間だ。