友人と九州国立博物館に行ってきた。


『フェルメール「真珠の首飾りの少女」in ベルリン国立美術館展 - 学べるヨーロッパ美術の400年 - 』

という特別展を観るため。


タイトル長っ!


しかも、一見『フェルメール展』のように見えるタイトルになっているが、フェルメールの作品は実際は一点のみ。(多分)

なので、正確には『ベルリン国立美術館展』なのだが、勝手にフェルメール展だと勘違いしてワクテカして行ったら、あれ?一つだけという感じだった。


それでも十分楽しめたのでいいんだが、なにしろ人が多かった。

学芸員だか係員だかアルバイトだかが終始「立ち止まらず、少しづつで結構ですので歩いて御鑑賞ください」を連呼していた。


おいおい、美術品を歩きながら見るなんて作法は初めて聞くぞとツッコミたくなったが、従順なる日本人なので黙って歩いてみたが、もっとじっくり見たかったやね。

そういえば、係員に怒号を浴びせていた客がいたが、あれは白洲次郎のように従順ならざる日本人だったのだろうか。


で、まぁ、フェルメールの「真珠の首飾りの少女」がやはり目玉だったわけだが、たしかにこれは光り輝いていた。

比喩ではなく、陰影の効果もあってか、実写のように光が表現されて驚いた。

フェルメールは「光の魔術師」と呼ばれるそうだが、その所以を実感できた。


しかしあれ、どうやるんだろうね。

仮に自分が絵具を渡されてあれと同じように書いてみろと言われても「あ、無理です」となる。

当たり前だが。

これとおなじような話を友人にすると「え、あびさん、絵とか描くんですか?」と言われた。

いや、描かないんだけどね。


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今日から師走だった。

毎年、十二月になると一年の短さを実感する。

師走の雰囲気は嫌いでないのだけど、忙しいのは嫌いでござる。


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ブログ更新。

とりあえず、三日は続けたので三日坊主にはなった。

あとは、三日坊主にならないことを祈ろう。


・・・自分で祈ってどうするんだ。