6年前の、2018年のこと。

当時、赤坂の保育園運営に励んでいた日々だった私に、なかなか有名な法人さんから、食育研修の依頼があり。

しかし、そのためには法人契約が必要だというので、ならば法人を設立しようと、とくに深いことは考えないまま法人設立。株式会社食卓が誕生🐣しました。

しかし!設立後、その法人さんが急きょ方向性を変えたことで、法人契約は成立しないまま。

ありゃー、世の中とはこーゆうものか。要するにタイミングを、逃したみたい。

とはいえ、これも何かの良いきっかけかもしれないと、会社をそのまま存続。

存続といっても、なかなか、会社の維持には労力もお金も必要。

個人と法人の経費を分けたり、個人の確定申告やら法人税の支払いやら、数字が苦手な私はてんやわんや。

2022年には、法人税だけでも100万円を超えて、決まりだからそれは仕方ないけれど、単純に、私は何故法人税にこんなに支払っているのだろう?とモヤモヤした。

そもそも、法人税がどれくらいかかるかも調べもせず、会社を設立してしまったので😂

我ながら、勢いだけは一丁前だから、いつも痛い目をみてから学ぶ^^;

法人にした目的が果たされないままなら、個人事業主にして、法人税への支払いよりも、もっと価値あることに、お金をつかったほうが良いのでは?

と考え、2023年の3月末(ちょうど決算期)に、法人をたたんで4月から個人事業主にすることに決意。

思い返すと、法人登記代行をつかわずに、ひとりで公証役場から、法務局やら、税務署やらまわって、なかなか苦戦しながら設立した会社。

名前もあれこれ考えた末に、シンプルに「食卓」と決めた経緯。

どんなに思い入れがあっても、終わる時はあっけなく終わるものだと感じたことや、

意外と会社に対しての執着が自分の中に無いことや、

会社というカタチがなくなっても私の活動は存続するし、ひとつの経験になったし後悔はないと感じていた。

そして、会社として、最後となる予定だった去年の3月のこと。

ビックサイトに所要があり、森さんにご紹介いただいた、病院経営をしている某外科医との出会いによって、社運が大きく変わる。

どうやら、病院で困りごとがあるらしく、ぜひ来てほしいという話だったので、その場でアポ。翌週には病院へ行き、そこで私は衝撃を受けた。

もともと10年以上、病院管理栄養士だった私は、病院の抱える闇の深さに絶望して病院を去ることにしたのだけど、その病院はまさに私が理想としていた(目指していたけど、叶わなかった)病院の有り方だった。

しかも、その病院の抱えている困りごとをヒアリングすると、その解決策が、私の中に容易に、しかも瞬時にいくつもあがってきた。

これまでの苦い病院経験を、ここで活かすことができると確信し、解決策をご提案。晴れて初の法人契約につながったのです。

このように昨年は、これまで動きのなかった、法人案件が動き出し、その後も他の法人さんとの契約をいただき、株式会社食卓の存続意義が生まれました。

もしかしたら、このために、ずっと会社が存続してくれたのかも知れない。

今年の5月で、会社は7年目。10年続く会社は全体の1%ほど、らしいから、なかなか貴重なのかな?

今年の4月からは、初の従業員が入社してくれるので、私ひとりでは、とうてい進めないところに向かえる😌

あれから、ちょうど1年。会社の体力をつけて、社会に還元できるよう。これからもどうぞ、宜しくお願いします^ ^


#備忘録