〔2017年10月の記事リライト〕
通常のホワイトシチューは、最初にバターと小麦粉を炒めてから牛乳で伸ばすのですが。
小麦粉がしっかり炒まっていなかったり、牛乳を一度に入れてしまうとダマになりやすいです。
せっかく作ったのにダマになってしまって、ダマを取り除いたり裏ごししたり、リカバリーにすごい手間暇かかって疲れてしまった経験、私もありました。
でも。
今からご紹介する裏ワザはほんとうにストレスフリー。
ダマになりません。
市販のシチューやカレールーは、酸化した油(過酸化脂質)や添加物が含まれるのと、やっぱり手作りのほうが美味しい。
この作り方だと、ルーを溶かす手間も必要ないし、ルーを買う必要もなくなるので経済的♪
おいしくて、簡単で、カラダにも優しくて経済的という、作らない手はない!レシピです。
調味料は塩だけなのに、ほんとうに濃厚なんですよー!
作るときのポイントを意識しながら、お試しくださいね。
【 材料 】4人分(ちょっと多め)
★とり肉(胸肉かもも肉お好みで)150g
★はくさい 200g(キャベツでも美味しい)
★玉ねぎ 100g
★じゃがいも 100g
★人参 50g
★自然塩 6g
★油 50g(※1)
米粉 60g
水 400cc
豆乳 400cc(牛乳でも可)
(※1)クセのないオリーブオイル、太白油、白絞油(なたね)がオススメ。オリーブオイルはエキストラバージンでないほうが香りが強くなくクリームシチューに向いています
※お肉と野菜の材料で具材が600g前後(±10%)であれば内訳はなんでもよい
【作り方】
❶材料を写真のように細かめにカットします。ざくざく、という感じで大丈夫です。刻むのが大好きな子どもと一緒に作っても楽しいですよ!野菜が細かめのほうが、野菜からエキスが出やすく旨味が増すのと、火の通りが早くなり煮込み時間が短くなるので一石二鳥です。
❷冷たいままのフライパンに★をすべてドーンと投入し、火をつけて中火でゆっくり炒めます。冷たいフライパンから炒めることで、野菜への火の通りがゆっくりになり、甘みや旨味がじんわり出てきてくれます。
※おいしくなるコツ※
ここで野菜を「ゆっくり、しっかり炒める」ことでコクのある美味しいシチューに仕上がります!野菜を炒める時間をちゃちゃっと終わらせると、野菜が半ナマなうえにコクのないシチューに仕上がるので、次の工程に進む前にひとつひとつの野菜に油が絡まり、透明になっているかを確認しましょう(炒め時間は具材の種類や硬さにもよりますが、10〜15分ほどです。ただし、時間よりも野菜の状態を確認したほうが良いです)
よく炒められたらこのクリームシチューの美味しさの9割は完成したと思っていいです。
❸「火を消してから」米粉を投入し、写真くらいになるまでよく混ぜて、5分そのまま置きます(野菜と米粉が馴染まぜることで、ダマにならなくなります。野菜が米粉でしっかり包まれるようなイメージで、まんべんなく混ぜてくださいね)
➍「水を一気に入れて30秒ほどよく混ぜてから」、中火にかけます。中火にかけながらも、へらなどで「鍋底が焦げないように」しっかり混ぜながら加熱してくださいね。(水をいれた瞬間、写真のように、ドン引きするほど不味そうに見えるけど大丈夫!美味しくできるので、自信をもってください笑)
❺炒めていると、こんな感じに強い粘りがでてきます。ここからお米に火が通っているような、良い香りがするまでしっかり炒めましょう(だいたい1〜2分ほど、写真のようになったらOK)焦げ付かないように、絶えず混ぜてくださいね。
❻中火のまま、豆乳(または牛乳)を一気に加えます。この後も、鍋底が焦げないようにヘラなどで混ぜ続けてくださいね。
❼よく混ぜて、ふつふつしてきて、とろみがついたら完成
気つけてください
・ 味見をして、足りないなと思ったら
塩を加えて調整して見てください
・ とろみが足りないと思ったら
弱火のままかき混ぜながら、好みの
とろみになるまで煮詰めてください
つくったらそのまま冷凍もできます(^^)
寒い季節に、あったかいシチュー。簡単に作れるのでぜひ、お試しください!
おうちで美味しいごはんが楽しめますように。
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自 己 紹 介
Sally
管理栄養士 × 保育士。
1978年生まれ、アメリカ人と日本人のハーフ。千葉県流山市出身。
幼少期は日本とアメリカ(カリフォルニア州)を行ったりきたり。
東京都港区麻布エリアに11年在住歴。現在は千葉県我孫子市在住。2児の母。
主に病院における11年間の管理栄養士経験を活かし、カラダと環境にやさしいシンプルなレシピ開発を行なう。
東京都赤坂に食育と英語を基軸とする保育園の設立と運営。(7年間運営し、現在はクローズ)
社員食堂向けに健康管理メニューのご提案や厨房レイアウト&カフェ売上アップのコンサルなどを行なう。
株式会社食卓代表。
自己紹介詳細 : https://note.mu/sugiyamasaori