【手足口病にオススメのレシピ】桃プリン★たまごシャーベット★3日間食べられなかった娘に作った2品 | 管理栄養士 × 保育士がつくるサリーズレシピ
もう完治したのですが
娘が手足口病にかかりました
私にとっても娘にとっても
初めての体験で、てんやわんや
献立に悩んだことがほぼ無い私ですが
今回ばかりは超〜〜苦戦( ̄▽ ̄;)
手足口病というのは
発熱する子もいればしない子もいて
名前のとおり手足や口に
赤いポツポツができて痒くなる
(詳しくはWikiってみて下さい)
娘は幸い発熱は無かったものの
口の中(とくに舌)が口内炎だらけで
口を閉じていても開けていても痛がり
お水をあげても飲まない
(舌がいたくて飲めない)
汗かきすぎてミネラル不足だーと思い
塩水つくったけど
塩が舌にしみて痛くてのめない
(そりゃそうだ!気が動転していた)
落ち着け私!と思って
あれやこれや口に入れようとするも
全然ダメ
「やだー食べなーい!」と言って
断固拒否
空気ですら触れると痛いみたいで
かといって口を閉じていも痛いらしく
手も足も出ないって
こーゆうことなのかと
手足口病はそもそも夏風邪だし
病院に行っても抗生物質や
痛み止めや解熱剤をもらうだけで
とくにこれといった治療法はなく
娘には耐えてもらうしかなかった
(我が家は薬は使わない方針)
だから結局はずっと抱きしめ続けて
泣き叫ぶのを
そばで聞いているしか出来なかった
泣き疲れた娘は静かに寝に入った
泣き疲れて寝た娘の目は腫れていた
そうかー
こうやって自然治癒の状態に入るのか
犬も猫も体調悪いときは
何も食べずに、ただ寝てる
人の本能を垣間見た瞬間だった
3日間絶食状態になったときは
内心ヒヤヒヤしたけど
なんとか成功した水分補給は
ガーゼに水を浸して
それを口に含ませて
舌に当てたこと
舌の痛い部分がガーゼに当たり
痛みが少し緩和されるのと同時に
多少の水分を口に含ませられるので
それを何度も繰り返した
(今、冷静になって考えてみたら
スポイトでもよかったなと思うけど
用意がなかったなぁ・・)
その間にいろんな料理をつくった
・あったかいそうめん(つゆなし)
・茶碗蒸し(ほぼ味なし)
・たまごのとろみスープ(鶏ガラ出汁)
・すりおろしりんご
・すりおろしりんごジュース
けど、全て食べてくれずに失敗
そして考え抜いた末に
たどり着いたレシピふたつだけは
舌が痛くても
口にしてくれたものだったのでご紹介
完全食であるたまごを使い
舌に沁みないよう塩味を極力抑えた
超ーシンプルなレシピ
たまごを使った理由としては
アミノ酸スコアが優れていること
ミネラル豊富な上に免疫があがること
管理栄養士なのに
栄養素とか数値が好きではなのですが
ニーズがありそうなので、たまには
栄養学的なことを、少し( ̄▽ ̄;)
まず、タンパク質は
20種類のアミノ酸から構成されていて
20種類のうち11種類は体内で
作り出すことができるのだけど
9種類のアミノ酸だけは
食べ物から摂取しないといけない
私たちのカラダにとって
必要不可欠な「必須アミノ酸」
この必須アミノ酸のバランスを
数値化したものを
「アミノ酸スコア」と言う
「アミノ酸スコア」は100点満点
そして、たまごはなんと100点満点
なので、絶食状態の娘には
たまごをベースとした
レシピにしよう!と決めたのです
※ 注 意 ※これを食べれば
手足口病が治るというレシピでは
ありません
手足口病にオススメのレシピ
とタイトル付けしましたが
手足口病であっても
口の中に問題が無ければ
通常の食事が良いですし
手足口病の有無にかかわらず
「口の中が痛くて食べれない」
そんな症状のある方に食べやすい
刺激の少ないレシピになります
【桃プリン】
塩味があると口の中が沁みるので
甘いものなら大丈夫そう
我が家は砂糖はつかわないので
甘味を加えるとしたら果糖
果糖すら普段も控えているけど
今回ばかりは救世主
選んだ果物は、桃
桃の果実には鎮痛剤や鎮静剤
のような働きがあるので
今回の目的にもぴったり
葉や花には微量ながらも
青酸化合物が含まれているらしく
昔は薬として使われていて
まぼろしの果物と言われていたそう
ビタミンC、E、ナイアシン、カリウム
水溶性食物繊維を豊富に含んだ
ペクチンが含まれているので
便秘解消にも
中でもナイアシンが豊富なので
皮膚の粘膜を保持したり
酵素を助けるはたらきもあるので
少しでも口の中の粘膜が治るための
助けになるかなぁ?とチョイス
たまごと合わせると優しい味わい
材料 :
たまご 1個
桃 1/2個
(1/4は卵と一緒に、1/4はソース用)
作り方 :
桃1/4個をすりおろす
すりおろした桃を45gになるまでこす
よく溶いたたまごをこす
(桃が入っている容器に入れる)
(子どもが指を入れてきても慌てない)
蒸し器があれば蒸し器を使う
我が家は蒸し器がないので
鍋に2センチくらいお湯を張り
そこに容器にラップをかけたプリンを
そっと置く
深めの容器でフタをして
そのまま超弱火で15分
火を消した後もフタを開けずに
そのまま余熱で5分
(写真、失敗)
ラップをつけたままあら熱をとって
冷蔵庫で冷やしてからラップをとる
上から桃1/4個分の絞り汁を
かける(これも写真、失敗)
完成
(あれ?これも写真、失敗)
卵と桃が同量なので
けっこう重めのプリンになるけど
ゆるめに作るよりも濃厚に作った方が
ひと口しか食べてくれなかったとしても
より多くの栄養が届くため
(といっても微々たる差ですが)
この桃プリン、とても優しい味です
我ながらこれは良いレシピだなと(笑)
大人用として作るなら
生クリームを入れたりして
なめらかにしたら
より美味しいかなぁと思う
顆粒のお砂糖を使わなくても
十分、しっかり甘い
【たまごシャーベット】
口の中が炎症を起こして
ヒリヒリすると
やっぱり冷たいものを欲するようで
「かき氷をたべたい」と
何度も言ってたことからヒントを得て
たまごをそのまま
シャーベット状にしたらどうかと思い
チャレンジしたレシピ
材料は、まさかの
たまご「だけ」
少しクセがあるけれど
たまごに調味料など加えていないのに
塩味を感じたことには驚き
エサの味… なのだろうか?
材料 :
たまごひとつ
(できれば平飼い有精卵)
作り方 :
たまごをよーく混ぜて裏ごしし
容器に入れて冷凍庫へ
(裏ごしは口当たりを良くするため)
15分おきに3~4回まぜる
完成
味付けや
他のものを何も入れない理由は
口の中が痛い場合
味付けそのものが沁みてしまうため
これ、しょうゆを垂らしたら
すごくおいしかった・・
冷やしそうめんのタレとしても
良さそう!
口の中の炎症がおきたときの
おすすめレシピ
もちろん通常の食事を
食べることができたら
それに越したことはないですが
もし、何も口にできなそうなとき
作ってみる良いかも知れません
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