こんにちは、ふじおです。

1/30のブログの続きです。

西大寺の百花プラザで開催された「岡山市障害者自立支援協議会フォーラム 合理的配慮の基本の『キ』」の第2部シンポジウムについて。

第2部では「PM5時まで生対話~こころのユニバーサルデザインをめざして~」というタイトルで、山陽新聞社阿部光希さんをコーディネーター(司会進行)とし、川島聡先生に当事者3名をシンポジストとして加えシンポジウムが行われました。

阿部さんは自閉症やハンセン病について取材された経験があります。

 

シンポジウムでは、当事者3名のそれぞれの体験談が語られました。

その中で印象に残ったことを箇条書きに書くと、

・自閉症の娘が一般企業の障害者枠で入社し、障害者として認識はされていたが、障害特性を理解してもらえず退職してしまった。

・障害者枠で就労することで障害者であることをオープンにしたが、給料が安く(「減額の特例:最低賃金法第7条)、結局、障害(者)に対する偏見やステレオタイプ的な対応をされるリスクを抱えることになる。

・障害者を理解している相談支援員の数が少ない

差別禁止+障害福祉サービスが障害者が地域で暮らしていくための基本的な考えになる。

・小学校の通常学級に障害児がいることで、小学校低学年では、健常児でも障害児と同じ目線になってくれる。

 

障害者差別解消法が改正になり、民間事業者も合理的配慮を提供しなければならなくなりました。

健常者側からすれば、障害者が合理的配慮を楯に、強引に権利の主張をしてくるものだと誤解しているかもしれません。

合理的配慮は、あくまでも障害者と事業者がどうすればより良くなるのかを話し合う場を設けるきっかけを作るものなのです。

皆さんも障害者ではないから自分は関係ないと遠ざかるのではなく、こうしたイベントに参加することで障害者を理解する前向きなアクションになってほしいと思います。