こんにちはふじおです。
4/12のブログで、りえこ館長が案内したように、4/16(日)に開催された「岡山大学・川崎医科大学 耳鼻咽喉科 市民公開講座- 難聴者の生活改善にむけた人工内耳の可能性 -」に参加してきました。
会場には難聴児の保護者らしき人だけでなく、高齢者の方も大勢いました。
加齢性難聴などにより人工内耳を装用しよう考えているのかもしれません。
 
まず、岡大病院言語聴覚士の中川敦子先生から難聴や補聴器具について、とても解りやすく説明されました。
聞き取れなくて聞き直す際の工夫として、解っている部分を復唱しつつ、どこが解らなかったかを訊き返す尋ね方は勉強になりました。
(例)「ミーティングは7時からです」→「(ミーティングは)7時からですね
   「○○さんに報告書を渡して下さい」→「何を渡したらいいですか?」
 
次に、川大付属病院假谷先生から聴覚障害者の取り巻く状況について説明がありました。
・加齢と共に難聴になる人がいるのに、高齢者の健診の項目に聴力検査が入っていない
・認知症のリスク因子の65%が予防不可能なのに対し、予防が可能な残り35%の内、最も多い9%が難聴
・コロナ禍で、レジなどの対面にビニールカーテンが設置されていたり、マスクを着用していたりする状態が当たり前になっている中で、それらによって聞き取りづらくなっているのに、いつもより大きな声ではっきりとしゃべろうとしている人は少ない(マスクしていない時と同じ音量でしゃべる)。
・若者のヘッドホン難聴が増加している。
などのトピックがありました。
最後に難聴者と話す時は、
①ゆっくり話す
②はっきり話す
③できれば静かな所で話す
に意識してほしいとのことでした。
 
最後に人工内耳装用者2名が体験談を話しました。
一人目は、我が子と同い年で、かなりや学園でいっしょだったSさんの妹さんとそのお母さんでした。
二人目は、中途失聴者のNさんで、自治体によって人工内耳の音入れに補助が出る所と出ない所があったり、補助の体制は欧米に比べ日本は大きく見劣りすることが報告されました。
 
参加してみて、まだまだ知らないことが多くあるなと感じましたびっくり
大変勉強になりました照れ