こんにちは、ふじおです。

2月16日(日)、ライフパーク倉敷にて倉敷の子育てと教育を考える会主催の講演会鉛筆に参加して来ました。
子どもの『からだと心』の危機~“おかしさ”が示すSOS~」というテーマで、日本体育大学教授の野井真吾先生の講演でした。
野井先生は子どものからだと心をテーマに四半世紀研究をされています。
昭和に比べて平成の子赤ちゃんは軟弱になったという印象を持たれがちですが、実際の体力テストでは、右肩上がりに上昇筋肉しています。また歯虫歯などの疾病・異常被患率は年々減少しています。
しかし、その一方で目視力は低下しています。
また現場の先生や保護者からは、すぐ「疲れた」ショボーンという、朝起きれない星空夜眠れないなどの声が聴かれるそうです。
そうした子どものからだと心の“おかしさ”はどこから来ているのでしょうか?
それは自律神経機能(=からだ)と前頭葉機能(=心)と関係があるそうです。
野井先生が紹介された事例(データ)から、“おかしさ”の一因としてスクリーンタイムがあるようです。
スクリーンタイムとは、テレビの視聴PC・テレビゲームゲーム・スマホスマホなどディスプレイを見続ける時間です。
先にあげた視力の低下はスクリーンタイムの長時間化が原因でしょう。
スクリーンタイムの長時間化によって、屋外で太陽太陽の光を浴びながら遊ぶ(運動する)ことが少なくなり、受光時間が短いことでメラトニン・セロトニンのホルモンバランスが支障をきたし体内時計が狂ってしまうことで朝起きたくても起きれない、早く寝たくても寝られない、倦怠感がとれないなどの症状が本人の意思とは無関係に発生しているのです。それでは頑張ること・集中することはできません。
そこで野井先生が提案するのは、
1.光・暗闇・外遊びのススメ
2.ワクワク・ドキドキのススメ
3.よい加減のススメ

という3つのススメです。
朝は朝日で目覚め、しっかり朝食をとり、しっかり遊びを通して運動する。
学校の内外でワクワク・ドキドキしながら遊ぶ。
日暮れとともになるべく強い光には当たらないで早寝する。
そうした一日のサイクルを作ることで、体内時計の針は本来の時間を取り戻すというモノ
です。
実は私は以前からいくつか実践していました。
娘が寝静まると窓のカーテンを開けておき、晴れ朝日を浴びて朝を感じられるようにしています。
我が家にはゲームテレビゲームはありません。
私も妻もゲームに興味がなく、子どもにとっても有益な物とは思っていないので、買い与えていません。

一度持ってしまうと無くすことは難しいし、初めから無ければ本人も諦めがつくからです。
保護者の中には、ゲームを与えると、プレイに夢中になり大人しくしているから便利という理由で買い与えている人もいるでしょう。
しかしそれは、子どもに向き合うことから逃避しているように思います。もっと子どもと関わりを持つべきだと私は思います。
ところで、お母さん 娘は11歳という年頃もあり、テレビドラマや恋愛映画を観るのが好きハートです。
毎日のように録画したPCテレビ番組を一人で観ています。
休日は親がムカムカ注意しなければ、一日中観ています。
学区外の難聴学級に通学しているため、近所に友人がいないという弊害が起因しています。
これは学校小学校選びの時点で想定はしたとはいえ、私たち夫婦の責任であり、申し訳ない思いを常にもっています。だから土曜日にある卓球卓球へ本人の希望で参加するため、学区外の学校へわざわざ送迎してます。
テレビの影響で、原作漫画を読むようになり、ドラマをきっかけとして語彙を増やしている事実は否めません。
小学校時代の語彙の獲得は、難聴児にとっては重要な課題です。
語彙力向上のためにはやむを得ないと思い、ある程度視聴時間が長くなることには許容しています。
こうしたネットやスマホスマホのある社会環境から逃れることは、現代日本に住む以上は逃れることはできません。
いつかは娘にスマホを持たせる時が来ます。中学校も地元の中学校ではなく学区外の学校に通うことは確実でしょうから。
そこで野井先生に、スマホを持たせる時期はどのタイミングが良いのか尋ねました。
野井先生にも3人の娘さんがおられ、子育て真っ只中だそうです。
三女が中学校に上がる際、スマホの問題になりました。部活の連絡事項がラインで送られてくるのでスマホを持つかどうかを決める場面になったそうです。
そこで野井先生は本日話したようなスマホを持つことによる弊害を伝えました。
すると三女は自らスマホは要らないと言ったそうです。
子どもだから解らないだろうという先入観を持つことなく、時期が来たら娘としっかり向き合い、スマホを持つかどうか話し合って決めたいと思いましたニコニコ