皆さん こんにちは!りえこです。
2月11日(日) 倉敷では珍しく雪が積もりました。
雪の中メンバーのまる子&ふじお&りえこの3名は高松で開催される講演会を拝聴するため雪に悪戦苦闘しつつも(笑)瀬戸大橋を渡り行ってきました。
 
参加したのはこちら!!
講演をしてくださった牧野さんとは昨年末にお会いしてお話をする機会をいただきました。
牧野さんが運営されている『デフサポ』さんのホームページもぜひご覧になってくださいニコニコ
 
講演会に参加された皆さんと一緒に記念写真キラキラ
香川県難聴児(者)親の会 鎌田会長
牧野さん
ふじお&りえこは見えるようになってますニコニコ
 
つな館の活動にも興味を持っていただき嬉しかったです!
 
 
講演の内容は多岐にわたりました。
生れてから難聴がわかり、学童期をへて大人になる、社会人になる
どの年齢層の方にも必要な内容が組まれていて
聞きに行って良かったなぁと思いました。
 
 
講演のテーマにある言葉
「セルフアドボカシー」とは問題を解決する力のことです。
 
沢山の話の中でも私の心に残っていることを
ご紹介します。
 
難聴がある我が子が
今後(今現在も)様々な問題に直面し、それを自ら解決することができるだろうか?
自らの聞こえの状態を把握し、伝える力を身につけている(身につけられる)だろうか?
 
どんな情報手段が必要で
どれくらいだったら聞こえの配慮が適当なのか
聞こえる人にとって当たり前の「聞こえる世界」との違いをどこまで理解できているのか
 
説明力が養えているだろうか
 
 
例え話の中でも、「ああ、そういうことか」と思ったのが
 
学校の授業、席の位置。
例えば、席は前から3番目の左側を指定しているとします。
どうしてその席がいいのか?
子ども自身がそのわけを理解し説明出来るかという事。
 
親が言うからその席、ではなく
自らの聴力と利き耳の関係・窓からの光の反射・廊下側からの雑音・先生の利き手など
状況場面によって一人一人違うと思います。
 
 
自らのことを理解し説明出来る力は
場面場面においてとても大切なことだと思いました。
 
 
小さい内は説明が出来なくても
その過程を先生と保護者間だけで完結するのではなく
 
 
その過程こそを子どもにも話して
「なるほど、だからこの席なんだ」とわかってもらうことからスタート
 
 
また、自分で自分のことを説明する機会をチャンスと思って沢山の経験&失敗から学び力をつけていくこと。
その経験を親が奪わず(ついつい過保護になりがち)子どもにさせてあげること。
 
 
 
これを昨日実践してきました。
チャンス到来です。
2週間前私の娘は足を痛めてギプスになりました。
 
 
昨日はギプスが外れる日。病院へ行ってきたのです。
 
 
まずは保険証、診察券を受付に。
娘「お願いします」
 
 
受付「前回、無かったのでこちら保険証のコピー取らせていただいてもよろしいですか?」
 
 
娘「保険証のコピー?お母さん、コピーしてもいいのかな?」
私「いいよ。初診の際は病院ではコピー取らせてくださいって言われる事がほとんどなんだよ」
 
 
いよいよ、診察室へ。
 
 
先生はマスクでした。
ですが比較的大きな声で娘が得意な聞き取りやすい声でした。
 
 
先生は娘に話しかけました。
 
先生「どうかな?痛みはあるかな?生活していてどうだった?」
娘「はい。大丈夫です。痛くないです。」
 
先生「では今日はこれを外すから横になってくれるかな」
娘「?、、」(促された横のベッドに座る)
先生「横になってね」
娘「!あ、はい。」(指示が聞き取れた様子)
 
ギプスを切るチェーンソーの音は娘にとって爆音だったようで
その振動にも「ひぇえっ」となっていました。
 
 
先生「うん。問題なさそうだね。今日は包帯をして帰宅してもらうけど、スポーツ用品店等で足首用のサポーターを買って保護してくださいね。走るのはまだやめといてください」
 
娘「はい。スポーツ?」
 
先生「スポーツ用品店ならどこでもいいですよ。走ったりはよくするのかな?」
 
娘「走ったりは・・・。う~ん。」(自分が走ることが多いのか聞かれてもどう答えたらいいかわからない様子)
 
先生「小走りまでならいいよ。」
 
娘「???はい。」(理解できていないのに返事をしている)
 
先生「他に何か気になることはありますか?」
娘「大丈夫です」
 
 
私「‥…部活のこと聞いた方がいいんじゃない?」
 
娘「あ!部活はしてもいいですか?」
 
 
先生「運動部?」
娘「卓球部です」
 
 
先生「そうだね。まだやめときましょう。次回5日に診察に来てもらってから運動制限について判断させてください。それまでは休んでくださいね、お大事に」
 
娘「はい。ありがとうございました」
 
 
 
帰宅中の車内で聞いてみました。
私「病院での診断結果、聾学校の先生に説明出来る?」
 
娘「足にサポートして、部活は出来ないって。走ったらダメで、うーん、、いつ治るんだっけ?5日?」
 
私「サポートじゃなくて、サポーターって言うんだよ。いつ治るかはわからないよ。5日に再診察で、その時に運動が可能になるか診断される話じゃなかった?」
 
娘「あー、そっか。それまで部活できないのか。ショック〜。お母さん先生に伝えてくれる?」
 
私「私も先生にお伝えするけど、〇〇ちゃんからも先生にお伝えしてね。足首の、何だったか覚えてる?」

 

娘「サポーター?」

私「正解♪ 」

 

ですが翌日「8日だったっけ?」と聞いてきました。

さらにいうと、学校の先生に詳しく話が出来ていない様子も聞きました。

 

 

小さいときからワーキングメモリ(作業記憶・作動記憶・短い時間に情報を保持して同時に処理する能力)が課題の娘。

これは胎児期における前頭葉へのダメージのせいではないかと思われるのですが、その時出来ても(覚えていても)忘れてしまうか断片的な記憶のみになったり、3つ言われても最後の一つしか記憶に残っていない等が見て取れます。

 

 

医師との会話もある程度出来ていても

ワーキングメモリが弱いので、記憶に残しそれを伝える力は弱いのです。

 

 

ですが、娘の場合書いて伝えると

理解・記憶が格段にUPします。

 

 

文字からの情報は、記憶に残りやすくて「ああ、きちんと理解しているなぁ」に繋がりやすいことが、今までの生活からわかっています。

 

 

「ワーキングメモリは鍛えることが出来る」と小学生の時のSTの先生に教えていただき随分と特訓しました。

 

それでも、やっぱり難しいのです。

 

 

どうしても難しい場合は

無理をせず「得意」を活用したり、伸ばすこともアリだと感じていて

これは我が家の教育方針でもあります。

 

また、我が子がどんなことが得意なのかを知ることも

大切だと思っています。

 

 

牧野さんもおっしゃっていましたが、得意を知ることは大切ですね。

 

 

娘も先生とのやりとりがうまく出来ていなかったり、失敗は沢山しますが

次はどうやったらうまく説明出来るか伝えられるか

一緒に考えたり、糸口を見つけたり、

その経験に繋がればと思います。

 

 

久しぶりの病院で、いろいろと思うことがありました。

これも牧野さんの講演に行ったことから色々と考える機会となりました。

娘のおかげで親も経験、勉強させてもらえてありがたいです。

 

 

 

 

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