先日の第三土曜市にはおつゆとカジメを使った“カジメ汁”を作ったのだが、

今日は、次回のために練習としてカジメはっと汁を作ってみました。(気が早!)

今度、バリから富津の金谷に美術館のつながりでバリの子どもたちが来てくれます。

その時にも、このカジメご法度汁をふるまってみようかと思っているのですが…。


以前のNHK朝の連続TV小説でも岩手県久慈の名物「まめぶ汁」が有名になったけど、

これは宮城県の名物だそうです。すいとんを思い浮かべてもらうといいと思うのだけど…。



材料は、 宮城県登米市の名物 はっと粉

       富津金谷のカジメパウダー

この他に汁の具材として

       こぶ出汁

      人参やカボチャ、シイタケなどのキノコ、大根、ゴボウ、レンコンなどなど


そして、忘れちゃいけないのが、生のカジメです。(これが入らなければカジメ汁にはならないものね。)( ´艸`)

    


まぁ、山梨のほうとうのような形で作ります。

腹持ちも良く、お野菜がいっぱい取れるので体も温まり、栄養も抜群ですね。



まずは、はっと粉とカジメパウダーを練ります。



炉端の人々のブログ-KIMG0245.JPG


練るとこんな感じ。



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ちょっと色がわかりにくいのだけど、薄いカジメ色(‐^▽^‐)

みどりがかっています。


これで、1時間から2時間表面が乾かないようにフキンなどをかぶせて、ラップをして置きます。


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それを伸ばしていきます。

食べやすい太さになったら、2センチくらいに切って伸ばしていきます。

それを沸騰したお湯の中でゆがきます。


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出来上がりはこんな感じ。


まるで蕎麦掻のようでしょう。


これを野菜をたっぷり入れた汁の中に入れて出来上がりです。

お味は味噌でも、しょうゆでも、塩でも美味しいカジメはっと汁です。

カジメは粘りが強いから、つなぎとして使っているのだけど、卵などを使わないから少ししっかり目にゆでるといいね。


もっちりとしたお餅のような食感。トロットロのかじめ。温まります。



こうした地元の食材とソウルフードがもう一度見直されて、他のソウルフードとコラボしながら楽しまれていく。同時に共に復興をしていく。地域の食文化を楽しめるのがいいですね。


登米市には、明治の小学校や街並みが残されています。いぜん訪れた時にもこうした街並みが地震による影響で傷ついていました。その復興を支えながら、美味しい地元の食材と合わせて楽しませていただいています。江戸末期と明治のインフラを支えた房州石の金谷とのつながり。美味しいつながりになりました。( ̄▽+ ̄*)