- チェロの木 (児童書) / いせひでこ/〔作〕
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11月になりました。
紅葉がきれいに森を彩ってくれる季節になりましたね。
あちらこちらから紅葉の便りが届くたびに森に出かけてみたくなります。
この絵本は金谷での読み語りが始まってすぐにでも紹介したい絵本でした。しかし、この絵本の風景を心にとめてみたくて、ゆっくりと楽しみたいと思い、紅葉の森のきれいな季節に読み語りたいと思い直していました。
先月は天候などいろいろな事情があって出かけられなかった金谷でした。
前回呼んだ「奇跡の一本松」
今、倒れて流されてしまった松などの木を使って、チェロなどの楽器の“魂柱”として使われていたり、楽器の胴として使われているのだそうです。
森の木を育てたおじいさん
その木を使って楽器を作ったお父さん
そして主人公は…。
この本の中で紹介されているパブロさんが奏でる“バッハ”
チェロのための無伴奏組曲 プレリュード。名曲です。
その曲の表現が素晴らしい!
そうか、あのプレリュードを聴いて“光”を結び付けたのね。
そうかも知れない。
陽だまりの中で…、小枝がチラチラと運ぶ光
その光を集めて、空にすーっと勢いよく駆けあがていく光
あ-、美しい。
ヤマバトの声、ウグイスの鳴き声がハーモニーを引き立ててくれます。
この夏の森の光景が、六甲山の石切道の中での光景が蘇ってきました。
ゆっくりと木に話しかけてみたくなるほど、木を抱きしめてみたくなるほど、丁寧に語られた絵本です。
木と楽しめる森
森に生かされている
森に抱きしめられている
堪能する絵本です。
作者いせさんは阪神淡路大震災の後の復興コンサートにも参加され、その時の感動をこの本に凝縮されたのだと言います。
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この後、子どもたちと一緒に
「千の風になって」をうたいました。
歌の上手な金谷の子供たちです。
今回も素晴らしい歌声を聞かせてくれました。
あっ、そうでした。
今回の給食です。
切干大根
白身のお魚の揚げ煮 あんかけ風
野菜具だくさんお味噌汁
どれもおいしい素材でした。
そう言えば近頃、切干を使っていないなぁ。
お出汁で炊いてみましょう。
気づかされる給食でした。
ごちそうさまでした。