ただ気づいていること
何をするにしても気づいていよう
ペンを握る時も
このペンを紙に走らせる時も
朝日を見る時も
玄関の扉に手をかけて開く時も
できるだけ気づいていよう
何かに焦る自分も
何かに不安になる自分も
本当の自分じゃない
何かを感じる自分に気づいている意識がある…これが私だろうか?
朝のコーヒーを飲むとき
食事を取るとき
おいしいと感じるのは誰だろう?
それに気づいている意識がある
この意識は誰だろう?
家族や友達に愛情や親しみを感じる時
ありがたいと思う時
それとも苛立ちや不安を感じる時
何かを言わなきゃと思う時
それを思ったり、感じているのは誰だろうか?
これが自分だろうか?
彼らに対して何か思ったり
感じているマインドがある
それに気付いているのは誰だろう?
ニュースを見たり
上司に会って、お客さんに会って
一喜一憂する自分は誰だろう?
その一喜一憂する自分に気づいている自分がいる
これは誰だろう?
桜を見て美しいと思う自分
風を感じて気持ちいいと感じる自分
でも、美しいと思う自分、気持ちいいと感じる自分を観ている意識が別にある
この意識は誰だろう?
体の症状に、苦しい、辛いと思う自分は誰だろう?
体を感じること、症状が辛いと体験する自分に気づいている意識がある
高次の自分と繋がれて嬉しいと思う自分と
それに気づいている意識がある
誰かを批判する自分と
でもそれは実は依存なんだと
どこかで気づいている意識がある
更にその意識をも観察している意識がある
ペッドボトルを手に取る時
その質感を感じること
この物理次元を体験する
この何気ないことをやってみたかった意識
ここにあることを至福に思う意識
本当の意味でゆるぎないこの意識
でも、この意識にさえ気づいている、また別の意識がある
この本当に力強い、確かな意識は誰だろう?