仕事でのお悩み

こんにちは ツナカンです。

 

ふだんはカウンセラーとして

教育分野で働いています。

 

 

この仕事をしていて

 

マジでいい加減にしろ!

 

 

 

と言いたくなることがあります。

 

今回はこれについて

書いていきたいと思います。

 

 

 

  「支援者なら使うな!」といいたい言葉

 

 

だれかを支援する立場にある人が

これを使ってるってのはどうなの!?

と思うのは

 

「あれ(対象者)は持ってるよ」

 

 

です。

 

 

特にお子さんを一目見て

 

「あれは何か持ってるよ」

 

とか

 

「きっと発達症だよ」

 

とか、はては

 

「子どもが発達症の診断もらってるから、親もあると思う。」

 

 

いやいやいや、ステレオタイプにも

ほどがあるでしょう!

 

ぶっちゃけ、教育関係者で

こういうセリフ、かなり聞くんです。

 

これ、自分が言われたらどうかとか

自分がそう見立てられているとしたらどうかとか

共感的な立ち位置ではないし

自分には権威があると勘違いしていると思うのです。

 

 

 

  発達の偏りは皆にある

 

 

そもそも超基本的なことなんですが

発達の偏りは皆にもあるもので

支援者側にだってある。

だから、診断上の「障害(症)」は

“持ってる”というようなものではない。

持ち物ではないんですよね。

 

勉強して来ているはずなのに

そういう言葉が出るというのは

ある種の権威性に溺れていることを

示しているのではないかと思います。

(こんな風に他人に解釈されてるんですよ~)

 

 

 

  傾向は簡単にわからない

 

 

例え、ある場面で発達症のお子さんと

似たような態度・行動を示していたからと言って

それだけを切り取って

 

「あれは、持ってる」

 

などということは言えません。

なぜなら、色々な理由が重なって

その時のお子さんの状態が形作られているのであって

発達の偏りがあるから同じようになるわけでもありません。

 

そういう慎重なアセスメントと判断もなく

ステレオタイプに決めつけるのは

どこかで

 

「自分の判断力は正しい」

 

そういううぬぼれがあるからでしょう。

ヒューリスティックは

一見正しそうだけど、間違いも多いということを知らない、

つまり勉強不足であることはまちがいありません。

 

こういう言葉をきくたびに辟易します。

 

 

 

 

  今回の記事の使い道

 

これを読んでいただいた方に

もし、この記事の使い道をお伝えするとしたら

 

 

 

良い相談機関の見極め方

 

 

と言うことになると思います。

 

その支援機関の中に

今回、ご紹介したような見立てを

本気でしている人がいないか。

 

そういう言葉を発している人はいないか。

 

そんなことをチェックしていただいて

そういう兆候が見られたなら

他の支援機関を探してみることで

より良い援助を受けられると思います。

 

それ以外でも何らかのお役に立てば幸いです。

 

フォローしてね

 

 

 

 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する