ラベンダー色のランドセルが欲しいという娘ちゃんと、反対する旦那さんで大揉めしたのですわ。
「女の子なんだから赤っぽい方がいい」「まだ小さいだから親が決めるべき」「子どもは親に従わなければいけない」こんな感じだったかな。
いや~、金気のエネルギーがすごいな、旦那さん
…って、金気って何のことなの?!って感じですよね。
カウンセリングや漢方茶をブレンドする時に、私が使う基本的な考え方である陰陽五行説。
五行説は、この世のあらゆるものは、木・火・土・金・水のどれかにあてはめることができる、という考え方です。
そしてこの図。
5つはお互いがつながっていて、「相生」「相克」の関係があります。
「相性」は木→火→土→金→水
「相克」は木→土→水→火→金 の順になります。
相生とは、相手を生み育てるという概念。
木が燃えて火になり、火から肺になって土になり、土から金(鉱物)ができ、金(鉱物)から水ができ、その水は気を育てるといった巡りの関係。
それに対して、「相克」は相手を抑制するという概念。
木は土の栄養を吸収し、土は土手となって水の氾濫を抑え、水は火を消して、火は金を溶かして、金属は木を切るといったような関係です。
そして、この五行は、「この世のあらゆるものを」と先に書いたように、たとえば季節や味、方角なども分類できるのです。
さらに、身体の機能や心の状態にも対応しています。
身体の機能は肝・心・脾・肺・腎という「五臓」、で表され、感情は怒・喜・憂・悲・恐という「五志」で表されます。
って、こう書いてもちんぷんかんぷんだったりしますよね^^;
体の「肝」のエネルギーに不調があると、「怒」に影響をもたらしてイライラしやすくなったりするわけです。
他にも、色や味、体の部位などもあるのですよ。
で、この陰陽五行は自分の体質を知るのにも分かりやすいのですね。
チェックシートに答えていただくだけでも、割とすぐに傾向が出ます♪
ただ、それだけで「私は~体質だから」というのは、ちょっと違うかな、と思っています。
もともと持っている「気質」というのも、もちろんあるのですけど、陰陽も五行も、それぞれ単独では存在できないのです。
だから、東洋医学においては、五行の過剰あるいは不足によるバランスの崩れた状態になると病気になると考えられています。
お客さまの気になる不調や、気持ちなどのお話を聞いていると、金気が強くなっているから、こんな気持ちになりやすいんだろうな~と浮かんでくるのです。
金のエネルギーが強いときには、「~するべき」とか「~しなくてはいけない」となりやすく、気持ちがきゅっとなっている感じ。
(…はい、冒頭のうちの旦那さんがこれね。)
じゃあ、どうしたらバランス戻るかな?という感じで、ここはハイヤーセルフとつながり選択していきます。
どんな声掛けが必要か、漢方茶のブレンドはどんなものがいいか、日常で簡単にできる養生法などのアドバイスをさせていただいています。
元気な体が、落ち込んでいる気持ちを引き上げてくれるように
スッキリした心が、身体の巡りを良くしてくれるように
陰陽五行でのひも解き、カウンセリング、ハイヤーセルフとつながりブレンドするオーダーメイドの漢方茶をお作りしています。
…あ、我が家のランドセル問題は、無事に娘ちゃんの欲しい色に決まりました♡
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