譲渡条件の賛否


保護っ子を迎えるには
愛護団体の譲渡条件を
クリアしないと
譲渡は叶いませんあせる

何故
譲渡条件を設けているか
わかりますか?
全ての保護っ子達が
ここから先の犬生・猫生を
幸せに全うする為です

『つむぎ』を立ち上げてから
今に至るまでに
譲渡条件を何度も
作り直しています
実際に譲渡が成立してから
問題が起きた事
預かりさん達の経験から
多くの意見が出た事等を踏まえて
改定しています

譲渡会で
スタッフから説明を受けたり
譲渡条件に目を通した時点で
「厳しいですね」
と言われたり
SNSのメッセージやコメント等でも
多くの意見を頂いています

保護っ子と新たな飼い主を繋ぐのが
愛護団体なのに
その団体が門扉を狭くしているとも
言われる事があります💧

譲渡条件は
各団体違います

中には譲渡会で
そのまま連れて帰れる団体も
あります
アンケートだけで
家庭訪問無し‼️
譲渡後の定期訪問・報告無し等
団体の数だけ
条件が違います

条件を緩くすれば
譲渡数は何倍にも増えます

実際に
一度の譲渡会で
20組近くの人から声がかかった事
もありました

希望されるまま譲渡すれば
もっと多くの子が救えると
考える方がいますが
現実はそんなに単純な事では
ありません

犬や猫を飼うという事は
今までと生活も変わり
出費も増えます

根気よく躾をして
毎日の散歩も必要です🐕
旅行や長時間の外出も
簡単には出来なくなります

人間が体調を崩す
就職や進学・転勤などで
家族の入れ替わりもあります

今だけでなく
少し先の未来の事も想像して
慎重に考えてもらわないと
いけません

譲渡条件と向き合う事で
命を迎える事に対し
具体的に思いを馳せる事が
出来るのです

譲渡条件に合致しなければ
譲渡しない訳ではありません

赤ちゃんが居るご家庭には
積極的な譲渡を控えていた事が
ありましたが

1番大変であろうお母さんが
1番犬との暮らしを望んでいた事
子供達やご主人のフォロー体制が
整っていた事
家族全員が同じ気持ちで
保護っ子を迎えようと思ってくれて
いた事で譲渡が成立し
幸せな犬生を送っている
保護っ子もいます



















逆のパターンでは

気持ちの面で

家族全員で迎える体制は出来て

いても

住居の造りによっては

脱走防止策で

予想以上の出費が必要不可欠と

なったり


保護っ子によっては

アレルギーのある子や

お腹がゆるい子等は

体質に合ったフードを

指定する事で折り合いがつかず

譲渡が成立しない事もあります


保護っ子達の
【可哀想】を断ち切り
幸せにするには
長期間に及ぶ覚悟と
今以上の出費が必要です

保護っ子に関心を持って
譲渡会に足を運び
実際に「うちの子に」と
挙手して下さる事は
感謝しています🙇

しかし
せっかく挙手して下さったのに
お断りしなくてはいけない場合が
あり

納得出来ない方や
腹が立つ方がいると思いますが

譲渡条件は保護っ子を守る為の
ものです

譲渡がゴールだと
思っていません

辛い過去を乗り越えた分
新たな家族の元でご褒美と
思えるくらい
幸せな犬生・猫生を
送って貰う事が

私達の1番の望みです


譲渡条件は
話せない彼らの代弁者として

愛護団体が独自にルールを
設けている事を
どうかご理解ください🙏


四日市動物愛護団体つむぎ
メンバー 一同