ブログを書いていない間に
マヤ鉄道(Tren Maya )が「一部」開通しました。
マヤ鉄道とはメキシコのユカタン半島を
ぐるりと一周する鉄道のことです。
観光が目的ですが
貨物なども通るようです。
ルートはこちらの通りで、
全長は、1554キロメートル
チアパス州、タバスコ州、カンペチェ州
ユカタン州、キンタナロー州の5つの州を通り
ユカタン半島のマヤ遺跡のある観光地を
ぐるっと巡る鉄道です。
こちらも、トゥルム国際空港と同じく
メキシコ大統領AMLOの肝入りプロジェクトです。
絶対成功させるという意欲がすごくて
しょっちゅう視察に来ていますし、
マヤ鉄道の開通日には
わざわざ乗りに来てました・・・笑
・・・
2023年12月3日に開通したときは
カンクンからカンペチェまでの部分開通だったのですが
2024年1月1日から、
パレンケからカンクンまでの部分開通となりました。
1日2便(朝7時出発と、9時出発)あります。
2024年2月4日時点での開通状況はこちらです。
グリーンのところが開通していて、
グレーのところは工事中
つまり、トゥルム市内の駅も、トゥルム国際空港の駅も、
まだ開通していません!
ちなみに2月29日には、
カンクンとプラヤデルカルメンの間が開通すると言われておりますが。。。
どうなることやら?
(元々は、2月末に、全線開通予定でしたが、絶対無理!)
なお、パレンケからカンクンまでは、マヤ鉄道を使いますと
約10時間の道のりです・・・。
車の場合、無休憩で運転してもそのぐらいかかるので
電車の方が効率がいいと言えば、効率がいいかもしれないですね。
寝られるし・・・。
なお、最高速度は、時速180キロぐらいなので
新幹線のような速さの列車ではありません。
・・・・
ご存知の方も多いと思いますが
マヤ鉄道は開通直後から波瀾万丈でした・・・
いきなり運休したり、
いきなり車両不良で動かなくなったり・・・・笑
こちらのビデオでは、12月18日の
カンペチェーカンクン間の旅の様子が、レポートされているのですが、
彼女たちは、いわゆるグリーン車を購入したのに
なんと、オーバーブッキングとなっており、
結果的に普通車での旅行になったとのこと・・・笑
スペイン語ですが
駅や列車の中を実際に見せてくれるので、
言葉がわからなくても、面白いと思います!
よかったら見てみてください!
はっきりって、現在のマヤ鉄道は
「試運転の状態で、客を乗せている・・・」みたいな感じなので
「メキシコに1週間しか滞在できない!」みたいな旅行者に
お勧めできるルートではありません。
「まあ、乗れても乗れなくてもいいか・・・」ぐらいの
余裕のある方であれば、良いかもしれませんが・・・笑
ちなみにお値段ですが、
席のクラスは2種類で、ツーリストクラスと、プレミアムクラスとなっています(普通車とグリーン車みたいな感じ?)。
そして、それぞれに
外国人値段、メキシコ人値段、地元民値段・・・があります(学生割引もあるっぽい)。
プレミアムとツーリストのサービスの差ですが
プレミアムクラスは、片側2席、もう片方は1席となっていて
椅子が少ないので、横幅にも、縦幅にも余裕があるらしく
車内食が出るそうです。
(飛行機でいうビジネスクラス?新幹線でいうグリーン車?)
ツーリストクラスは、両側2席ずつで
プレミアムよりちょっと足を置く幅が狭いようですが
それほどひどくはなさそう・・
なお、ツーリスト、プレミアム両方とも、リクライニング機能はついていないそうです。
こちらの記事は、英語ですがマヤ鉄道に乗った感想が詳しく書かれていますので
よろしければどうぞ・・・
- 地元民(タバスコ、チアパス、カンペチェ、ユカタン、キンタナローの住民でIDがある人): 1,199メキシコペソ
- メキシコ人: 2,123 メキシコペソ
- 外国人: 2,850 メキシコペソ
ちなみに外国人もしくはメキシコ人(居住権を持っている外国人含む)は
オンラインでチケットが購入できます。