最終話

 

 

始まりは回想

 

 

(アグヌスはさておき)

 

 

(ケヴェスの女王は…)

 

”交わりの日”まで あと300日

 

モニターの先には

 

 

(ニア〜揚笑)

 

私達の全てがあそこにある

私達は消え そして生まれる

それが終焉なのか 始まりなのか

時が決めてくれるでしょう

 

オープニングのノア

 

 

二つの世界

 

 

交わる??

 

 

元々は一つであった世界が

二つに分かれました

 

正と負 同じ姿でありながら

相反する性質を持った二つの世界に

 

互いを知ることなく

二つの世界は

それぞれの未来へ向かうはずだった

 

存在の孤独が故に

 

それは 破滅を意味していた

相反する性質の世界は

交わることで すべてを消滅させてしまう

 

 

光だけが 私達に残された

最後の共通の言葉でした

 

異なる世界に在りながら

私達は 光を使い 言葉を交わしたのです

やがて 互いの叡智が

一つの希望を生み出しました

世界に存在するすべての情報を

光となった言葉を記憶する

未来へと渡り往く希望の船――

 

 

世界の再生は行われなかった

 

制止してしまったのです

メビウスが――

メビウスを統べるメビウス――

 

何も――

ただ世界をその場にその時に留め――

”彼ら”の願いだった

その通りです

ケヴェスの女王を捕らえました

オリジンの記憶に触れ 思うがままにするには

鍵?

ゼットは ケヴェスの女王が持つ鍵を使い

オリジンのすべてを掌握した

オリジンの掌握は 世界の掌握と同じ

世界に枷を嵌め 理を自由にできる

生も死も 思い通りに

これが エムも知らなかった

この世界の成り立ちです

ええ 私も持っています

その鍵によって生み出されたのが――

ゼットに支配されたとはいえ

オリジンの歯車です

ウロボロス・ストーンは創られます

ですが 完全ではありません

あなた達は メビウスの力に

屈したことがあったのでは?

先程も言ったように 世界の理はゼットのもの

私の力も 限定的なものに過ぎない

でも あなた達はゼットによって嵌められた枷を

ウロボロスの力と終の剣とを重ねることで

終の剣は

――ということは

ウロボロス・ストーンも 終の剣も

本質はあなた達自身――

内に――

ようやく――

想いが報われました

オリジンへと赴き

ケヴェスの女王とオリジンを――

ゼットの――

解放できれば 世界を変えられますか?

この理不尽な世界を 消し去れますか?

 

 

ゼット達メビウスは 倒すべき相手なのか?

直接対峙し 彼らが何たるかを見極めた上で

あの大海の渦の底に オリジンはあります

ゼットは世界を支配しているのです

何てこった――

ケヴェスの女王を助けるにしたって

近づいただけで バラバラになっちまうぜ

何たって そのオリジンとやらを

作った張本人なんだから

私にも わかりません――

 

 

 

何か口調が笑笑

思わずミオも

 

 

と言うミオに

 

 

苦笑

 

だったら行けんじゃねぇか?

ビュンッ てさ

今は 使えないんだ――

気付いたのは

キャッスルを解放してからすぐ

 

追い討ちのユーニ

 

 

 

恐らく ゼットでしょう

何を許可し 何を許可しないかは

ゼットの思惑次第

ウロボロスの力は使えたのに――

ゼットといえど 外の力に手は出せません

だからこその希望なのです

 

ここでノアが思い出します

 

サモンさんって

あのシティーにいたノポン?

大海の渦を突破できる船のこと

そうも

まだ建造途中だけど

いつか必ず完成させてみせるも

設計している途中じゃなかったか?

オリジンに行く方法 あるね

メビウス達がこのまま静観するとは思えない

 

何やら心配そうなニアですが

 

 

お礼を述べるノア達

 

 

なんですかね苦笑

 

 

早速サモンさんの下へ

 

 

と言われ

 

 

めっちゃ出来てますやん!笑

 

 

と見せかけて

 

 

もうひとつ見せかけて笑

 

ノアの剣と同じやつだよね

 

ノアの剣ということは

 

 

それでは足りないですが つまり

 

 

ナメック星行きの宇宙船くらい

出来上がったましたな笑

 

 

パーツを集めたらば

 

 

ナメック星行きの宇宙船の方が

出来上がってましたね苦笑

 

いざ、一つ目の在り処

 

ほら口調!笑

 

 

不思議がってますから!

 

 

 

 

本当にその通りですね

 

 

追い討ち!

 

私達がまたここに来るって

 

分かっとったんですよね??

 

 

少しほっこりニアでしたね〜

 

あなた自身の手で 紡ぐものなのですから

船が完成したとして

どうやってオリジンへ?

そもそもオリジンが

どのような構造になっているのか

アグヌス側でのオリジンの建造には

あるノポンの技師が関わっていました

 

ニアの知るノポンの技師 それ即ち…??

 

周囲を取り囲む構造体の相乗効果によって

生み出されているものと思われます

この構造体の目的は

故に この中央部分は 強固な外殻を持たず

オリジン唯一の弱点とも言えます

渦へと突入し その流れを利用して

一気にその内側へ

ですが オリジンの内部の構造は

ゼットによってかなり改変されているはず

わかってる

それは承知の上さ

そんなことまで知ってたなんて

全くだ

僕は感動を禁じ得ない

そういえば―― 私と出会った後

ずっとここで眠られていたんですよね?

キャッスルでの出来事もご存知みたいだったし

 

視線の先

 

ここでは 世界で起こる

すべての情報が集まってきますから

 

改めてお礼を述べ

 

 

天空の砦をあとにします

 

 

あれ

 

 

女王様??

 

ガッツポーズ!笑

 

 

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