剣を振り下ろすエヌ
しかし
エヌの動きが止まります
いえ
止められたのです
片手におくりびとの笛
そしてもう一つを拾い上げ
ノアに差し出します
その口からは
エムではなく
手を取り合う二人
ば―― 馬鹿な
その瞳の中には
収容所での戦い
入れ替わっていたということ
あの時お前達は――
ならば――
おくられたのは
エムだったのです
何故だ 何故こんなことを
俺と往くのではなかったのか
わかっているはず
彼女は――
戦闘の最中
これが私達の記憶――
遥かな昔 この世界が囚われてから
連綿と続く――
私はどうしたらいい?
いいえ あなた達は後悔
こう在りたかった
こうで在るべきだったという――
本来は存在し得ないはずのあなた達が
今こうして在ることがその証
でも そんなことをしたらあなたの命は――
私との時がすべて
終わらせたいの もう
私達メビウスは この世界で生きる人々の
命があってこそ 成り立つ存在
命の向こう側にある多くの想いなど
誰一人として気にもとめない
ただ貪って 削り取って
だから消えるべきだと?
それで充分――
後は あなた達が歩いてくれる
これがエムの想いなのでした
私は もう一人の私の想いを受け継いだ
彼女のすべてを あなたに届けるために
何故選んだ?
何故そっち側にいる?
感じたんだ この手に
あの感触は 想いは――
だけど あんたはメビウスになった
だからこそ聞きたい
もし残っているなら 俺はそれを――
俺の――
お前だ ミオ
そうか 消えたか
俺と お前の時を
最初から
ノア―― 我が残影よ
お前が彼女を縛るのならば
お前を消滅させ 奪ってやる
本当に 本当にミオちゃんなんだね?
こうするしかなかったから
感動の再会はそのくらいにしとくんだな
久しぶりに全員集合ですね!
後できちんと説明してくれよ?
言葉が届かないのなら
俺は―― 敢えてそれを選ぶ
久しぶりのインタリーンク!!
妨げようとするエックス
あ あり得ない
一瞬でエックスのもとへ
セナとランツ
ユーニとタイオンも
久しぶり三昧!!!
エヌ こ こいつらを消し去れっ
その魂を砕け散らせろっ
”メビウスこそ世界そのもの”
世界にあるべき俺は ただ一人のみだ
剣を取り出すウロボロス・ノア
終(オリジン)の剣が二つ
ぶつかり合います
断てる訳がない
何が道だ
往かずに逃げたくせに
本気なら往けたはずだ
エヌを断ちます
あの牢獄――
あれは――
あなた自身
支配―― だと?
ただ 限られた時を
あなたと共に生きたかった
それは叶っていたはずなのに――
俺を拒絶してまで――
あなたのことを 彼女は理解していた
あなたの哀しみを断ち切るために
私にこの身体を与えてくれた
自分が消えることで
それをあなたに届けたくて――
何が共に生きたいだ
消えてしまってはすべてが無――
気づいてよ――
何故――
エヌから言葉は出ません
しかし胸を手で押さえているということは…
ちっ 役立たずが――
でも――
エヌは終(オリジン)の剣を持つもの――
ここで消えてもらっては困る
だよね?
仕方ない こうなったら――
エックスの視線の先には
見て 女王が
あれが――
女王の真の姿か
あったりーっ
今度こそは 逃げらんないよ
久しぶりの戦闘です!
ミオは髪が伸びたまま!
衣装はエヌのままで
ウロボロスオーダー画も!
戦闘に勝利すると火時計が
あの剣――
リクが渡しました…よね??
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