第六話のスタート
横たわっている自分
声が聞こえてきます
その結末に満足?
これが 望んだ未来の形?
君はこれまで
途方もない”君”を繰り返してきた
この世界がそうであるように 君も
哀しいかい?
それとも――
この選択はもしかして…??
映し出されるのは
私達の知らないノアです
まだ未解明の部分は多い
だけど 今のこの状態でも
充分すぎる程の力を放っている
これさえあれば 女王陛下から
託された想いを成就できる
ああ その通りだ
しかし
その結末は
思った通りにならず
ミオを失ってしまったんですね
現れたのは
その程度の力で この流れ
”流れの中にある者”よ
場面は
変わった??
そこにはミオの姿が
食べる?
戻った訳ではないんですね
明日はいよいよ メビウスとの決戦だね
大丈夫 まだ三日もあるんだよ?
しかし
委ねよ と言ったはずだが?
またしても
ミオを失うことに
そんな――
世界を――
場面は変わっています
ウロボロス・ストーンの力
あるんじゃなかったのかよ
俺達は お前を信じてここまで来たんだぞ
未来の形
いくつもの未来の形です
違う これは俺じゃない
違うんだ
繰り返していたんですね
元気な声だな 外まで聞こえてたよ
母親似だろ?
新しい世界へと繋がる
名前 どうする?
まだ決めてなかったよな
い いや―― 俺が名付けるのは――
(これは…笑)
だと思った
未来の形
新しい未来の形でした
どうか――
それでもミオを失ってしまいます
父さんはここまでだ――
だけど 父さんと母さんの想いは――
命は お前へと繋がっている
辛いこと 苦しいこと
色々なことがこれから先
お前を待っているだろう
もう無理だと
あきらめかけることもあるだろう
仲間を見つけ 一緒に歩き続けるんだ
父さんと母さんがそうしたように――
繰り返す中で変わっていった??
何故 あんな顔をしている?
もう一人の俺?
過去の俺――
この部屋は
メビウス達がいた部屋です
繰り返した自分を見ています
映像の最後には
分かれ道が
右か 左か――
希望か 絶望か――
お前は 人は これまでしてきた
結果に満足できればそれで良い
成人を 世の理を越えても尚現れる
お前達二人の命
我が名はゼット
世界(メビウス)を統べる者――
命の繰り返し
同じ出会いは無い筈
その中でノアとミオは
何度も何度も出会い続けていたんですね
エヌ
分かれ道の先には
エム
エヌとエム
ノアとミオの頭文字だったんですね
永遠の”今”を
選んだんですね
私達が一緒に冒険してきたノアも
全てに気付きました
君は メビウスになった
本当にそれで良かった?
と願いたい?
何故 君はここにいるの?
もう一人の君と分かれて
知りたい と思った
笑顔の理由――
それが 俺がおくりびとになった理由だから
――友達がいたんだ
永遠の”今”を選んだエヌとエム
それでも存在しているノアとミオ
刻限が迫っています
――ノアは まだ往くのかい?
僕は ここでいい――
ノアの笛も
ミオ同様に受け継いだ物だったんですね
クリスだけじゃない
ヨランだって――
それを知りたくて――
――ずっと思ってた
残された俺達を憐れんで笑ったんだって
かわいそうだね ごめんね
僕は先に行くよ
辛いだろうけど頑張って
ミオも――
――今ならわかる
あの笑顔の意味が――
最後のその時が
俺達に託したんだと思う
未来を
皆が笑顔でいられる世界を
創ってくれって――
色々あって良いはずなのに――
今のこの世界が
俺はぶち壊したい
あの笑顔に応えたい
もう一人の君と
――もしかしたら
選んでしまうかもしれない
でも――
変えてみせる
それが ミオが俺に託してくれたことだから
”ここ”でノアに問い続けた人
差しのべられた手
それはミオでした
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