■「子どもの声を聴く」と理想論
「子どもの声を聴く」とは理想論を教えることではない

 

「子どもの声を聴く」と言うフレーズを

耳にしたことがあるかと思います。

 

ただ単に、

子どもの言っていることを「聞く」のではなく

しっかり目を見て、

子どもの一言ひとことに耳を傾け

意識して「聴く」

 

確かに

そうです。

 

ですが、

私たち大人は、

その次に

時々誤った対応をする場合があります。

 

それは、

子どもの話したことに対し

理想論を押し付けようとすることです。

 

 

例えば

「お友達とケンカした、それで先生に怒られた」

と、ションボリして帰宅した子ども。

 

親はしっかりその話に耳を傾けます。

そして、その後、

 

「自分が悪くなかったら、先生にちゃんと説明して言いなさい」

 

「それくらい、誰にもよくあることだから、そんなにションボリしなくていいよ」

 

「ケンカの原因は、あなたも悪い所、あったんじゃあない?」

 

など、子どもの為にと思い、

アドバイスをします。

 

ですが、それは子どもにとって、

今は

余計なこと。

 

子どもは、

理想論や評価をしてほしいわけではないのです。

 

なぜなら、

子どもはその時、そのような対応をできなかったのですから。

 

自分を否定されているような気持になり

更に落ち込むでしょう。

 

「子どもの声を聴く」とは

ただ、今の子どもの寂しい気持ち、

悔しい気持ちに、

残念な気持ちに寄り添うこと。

 

 

子どもの為にと思い、

親の先走った言葉が

時には、子どもの気持ちを親から遠去けることがあります。

 

今一度

振り返ってみてくださいね。

 

 


 

 

幸せな能力の高め方!幸せな親子を創る!「比べない子育て」

子どものエピソードもこっそり盛り込んで執筆。
■「比べない子育て」

 

 

 

 

 

右矢印「比べない子育て」

 

 

家庭教育協会「子育ち親育ち」代表 田宮由美