次のようなこと、ないでしょうか。

 

  • お父さんと公園で遊んでいるとき、
    「そろそろ帰ろうか」と言うとさっと帰る。
    同じようにお母さんが言っても、
    「もう少し遊びたい」となかなか帰ろうせず、
    帰宅を納得させるだけでも、一苦労。

     
  • 「もう、寝る時間でしょ」とお母さんが就寝を促すと
    「まだ、眠くない」
    「お母さんは、いつも遅くまで起きているくせに」など、
    反抗的な言葉が返ってくるのに対し、
    お父さんが「そろそろ寝る時間だろ」と言えば、
    「おやすみなさい」の言葉まで添え素直な態度に。




父親と母親の子どもへのしつけの厳しさに大差はなく、
それどころか、
園への送り迎え、
日頃の食事、
発熱した時の看病など、
圧倒的に母親の方がお世話をしているにも関わらず、
母親に対しては、わがままになる子ども。

 

 

 

お母さんの前では
「これはイヤ! ○○がいい」
「△△したい!」とわがままな態度なのに、
お父さんの前では素直でいい子になるわが子に対し
「なぜ?」「どうして?」と思うと同時に、
時にはイライラすることもあるでしょう。

 

 

その理由として、

「なめられている」と言われる人もいます。

 

他では、聞き分けよくお行儀もいいのに、
ある特定の人の前では、
わがまま。

それは、その人が
子どもになめられているから。。。

 

ですが、

それは違うでしょう。

 

そもそも、

「なめられる」というのは、

目上の人から目下の人に使う言葉です。

力や地位のある人が

立場や権力で

その人に言うことを聞かせようと

威圧したり、抑圧しようとするとう前提があったとき

使われる言葉です。

 

家庭で

子どもを威圧し、抑圧すれば、

子どもは親の顔色をいつも見て

オドオドしながら、過ごさなければなりません。

 

心身共に

落ち着き、リラックスできる家庭で

そのような状態でしたら

子どもの健やかな成長は妨げられるでしょう。

 

 

では何故、

母親の前では、わがままになるのでしょうか。

 

それは、

お母さんを信頼しているからです

 

園や小学校で、緊張し

がんばっているぶん、

家庭では、リラックスして、

甘えているのです。

 

お母さんが

信頼して、甘えられる存在だからです。

 

・・・とは言うモノの

甘えて、わがままを言われる側の

お母さんは、

何だか、損な役回り?のような気がする人も

いるかもしれませんね。

 

いったい、

いつまで、この理不尽な?役回りが続くのか、と。

 

ですが、大丈夫です。

ある程度の年齢になれば、

子どもは、

外での緊張や頑張りを

趣味や、他のことで発散させるようになってきます。

 

 

ただ、

そうなるには

一時期、甘えのわがままを受け入れていくれる母性が必要なのです。

 

これは、母親が必ずしも母性を担当しなければならないことはありません。

ですが、規範の厳守や善悪を教える父性と

包み込むような愛情の母性、

どちらも子どもの健やかな成長には大切です。

 

もし、今、わがままを言われる側であれば、

「子どもは自分のことを信頼しているんだ」と

自信と誇りを持って、関わってくださいね。

 

 

子どものわがままを受け入れるときの注意点や

人の前で態度が違うことについて、

もう少し詳しく下記にて、説明しています。

 

 

右矢印母親の前でわがまま、父親の前でいい子の心理や対応法

 

 

 

 

 

今日もご訪問くださり、ありがとうございます。

ステキな1日を!

 

 

 

家庭教育協会「子育ち親育ち」

田宮由美