あれから24年

毎年、1月17日の朝は

何故か、早くに目が覚め、

今も、思い出してしまします。

 

 

24年前の今頃、

私は起きていて、

ちょうど服を着替えているところでした。

その時、少し揺れを感じ

「あれ?地震?」

と思ったその次の瞬間

大きく揺れて、

思わず私は

「キャー」と叫びました。

 

その声に驚いてか

揺れを感じてか

どちらか分かりませんが

夫も慌てて飛び起き、

 

当時まだ赤ちゃんだった

息子を夫が抱きかかえ、

私が娘の手を引いて

とにかく

階下へ。

 

 

突き上げるような揺れと同時に

ガタガタと家が揺れ

棚から物が落ち

一部壁にヒビが入りました。

 

考える暇もなく、

ガスの元栓をチェックして、

急いで

子ども達に上着を着せ

机の下にもぐったことは覚えています。

 

とにかく

怖かった記憶は

鮮明に残っていますが、

その他、細かい記憶は

今となっては曖昧です。

 

少し揺れがおさまって

テレビをつけると

震源地近くは、大変なことに・・。

 

わが家周辺の被害が

小さかったことを

この時、初めて知りました。

 

 

被害は甚大で

テレビに映し出される映像に恐怖を感じ

多くの方が被災されたことに

心が大変痛みました。

 

 

 

 

 

今、子ども達に

「あの時」の話をしても、

 

「ふ~ん、そんなにすごかったんや・・・」と

言うだけです。

年齢的に言って、

覚えている訳ないのですが、

私は

当時を話すことが大切だと思っています。

 

 

 

震災直後は

リュックに持ち出しの避難用具を

準備し、

 

子ども達の成長と共に

オムツを抜き、

服もサイズの大きいものに替え、

非常食も入れ替え、

 

、、していたのですが

それもいつの間にか

しなくなりました。

 

 

人は

時間と共に

記憶が薄まり

忘れていきます。

 

その時の恐怖も

教訓も。

 

 

 

今、自分はこうして

普段通りの生活をしていますが、

24年前の今日、

大きく人生が変わった人達が大勢います。

 

その人たちの為にも

そして未来を生きる

子ども達の為にも

 

今、自分ができることは

何だろう、と考えると

語り継ぐこと。

 

 

もっといろいろあるかもしれないですが

今直ぐ、

誰にでもできることは

当時の様子や教訓を

次の世代に残していくことではないでしょうか。

 

 

ですので、

今年も私は

また24年前のことを子ども達に

話したいと思います。

 

 

 

 

     写真は、無料写真集の中より、以前のものを使用致しました。

 

 

今日もご訪問くださり、

ありがとうございます。

 

 

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私達は水を必要とする時、水道の蛇口から水が出てくるのが「当たり前」と思っています。夜、暗くなったら、当然電灯が点くものと思って生活をしています。

そのような日常に、取り立てて有り難さや、感謝をする事もなく過ごし、
子供が毎朝「おはよう」と言って起きてくること、
元気に「行ってきます」と登園、登校すること、
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どれも取り立てて気に留めることもなく過ごしているのではないでしょうか……。