テレビとは、切り離せない現在の私たちの生活。
子どもへのテレビの見せ過ぎはよくないと分かっていても
家事や育児で、忙しいお母さんにとっは、
テレビを見せている間
おとなしくしていてくれると、
家事が捗りますね。

ですのでついつい、長時間見せてしまうことはないでしょうか。

実は、乳幼児のテレビの長時間視聴は
言語発達に支障をきたすという調査報告もあるんですよ。

子どもに見せるだけでなく、
同じ部屋で、家族が見ていても、
言語発達の遅れが見られるそうです。

テレビって、
会話が一方通行ですものね。

相手が話している事に、
こちらが答えても、
それに対しての会話のキャッチボールができません。

言葉の単語を話せても、
意味や使い方が分からないことも多いでしょう。

とはいうものの、
先にも言いましたが、
今の生活、
テレビを全く見ないことは、非常に難しいですね。

どの場合、
時間や見せる番組を決めて
魅せるとよいでしょう。

乳幼児に見せると良い番組に
NHK「おかあさんといっしょ」があります。

はい、私も子どもの頃、見ておりました。
もちろん、わが子にも見せておりました。
子どもにとっては、時代を超えての人気番組です。



ではでは、このおかあさんといっしょ!
子どもにどのよう影響をおよぼしているのか、
調査したかたの書籍をみつけましたので、
それより、ご紹介しますね。

 




村野井 均さん(福井大学教育地域科学部助教授)が研究された結果です。


「おかあさんといっしょ」を生まれたての赤ちゃんから毎日見せ続け、

TVの影響を実験されました。


TVへの反応は

生後3ヶ月から現れ、TVに向けて、微笑みが見られます。発声も1回。

6ヶ月になると、それが増え、

9ヶ月には、指差しもするようになります。


11ヶ月には、ハイハイでTVに近づき、興味を大きく示します。

1歳1ヶ月には、テレビに映るものに反応し、手を振ったり、

食べ物が映ると食べる真似をします。

1歳3ヶ月には、歯ブラシを持ってくわえて待ちます。


この実験結果からも、テレビを見せていても集中力がつき、

映るものを理解し、的確に判断し動作をし、

又、「歯磨き上手かな」のコーナーを予測する力もついています。


ただ、9ヶ月頃から、お母さんに興味を示す事が、減っているそうです。



どうしても刺激の強い方へ、意識が向いてしまいうのでしょうね。
お母さんとのコミュニケーションが不足すると
やがて情緒不安や言語発達の遅れが出る可能性もあります。

ちなみに
私が思うには、
おかあさんといっしょ!はあくまでもお母さんと一緒に
見るとよいのだと思います。

テレビを見ながら、
「歯ブラシの時間ね」
「お姉さんが歌っているね」
など声をかけ、
子どもと会話しながら、見せればよいんじゃあないかしら、と思っています。



そっかぁ~
だから「お母さんと一緒」なんですね。
きっと番組タイトルをつけた方は、その想いも込められていると
最近感じています。



未就園児は、時間的な制約はあまりありませんが、

幼稚園、小学校に通うようになれば、

「時間」の概念が重要になってきます。

朝も決められた時間に起床しなければなりませんので、

その為には、就寝の時間も考えなければなりません。


ですので、良い番組、子どもに見せたい番組をピックアップし、
1日に見せるテレビの時間を決め手、

一週間のテレビ番組の時間割を考えるのも、よいでしょう。

是非、テレビをうまく活用してくださいね。