歌川広重展に寄せて。 | 魔女助産師tomoko [ コトノハヤ ]  書庫

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感じたことを言葉に変えて綴る手記。あなたのこころがあたらしく生まれる場に立ち会いたい。

 

歌川広重の絵。

ブルーではなく「藍」
オレンジではなく「橙」
グラデーションではなく「ぼかし」

...

版画の工程って緻密で凄い・・・!
「見当」が合うから、色が美しく重なる。
「見当違い」にならないように、精密な作業、職人技。

舶来の色遣いも好きだけど
日本の色も綺麗
幾人もの手を介して
日本人が大事にしてきたから今日こうして鑑賞出来るんですね~

当時の人は滅多と行けない旅。広重の絵で旅心を満喫したらしい。
見たことのない景色にワクワクしたんだろうなあ。
広重も、自分の絵で喜んでくれることが嬉しかったんだろうなぁ。

広重は武士の家に生れながら画家を志したそうな。
齢13にして両親を喪い…。
重きを背負いながら。
家に決められた生き方に逆らいづらい時代であったろうに。偉大な冒険心であることよ。
「これがしたい!」の心は目覚めちゃったら抑えがたいね。

鑑賞のあとはお茶~で、ジャポニズム満喫~ドキドキ