2026年から始まると言われている分娩の保険適用に向けて

様々な講座を受けて勉強中です。

 

『海外の出産システムを学ぶシリーズ』第2回はアメリカ

 

見逃し配信【Special Vision #15】海外の出産とお金を学ぶシリーズ第2回  アメリカの出産システムを知ろう! | Peatix

 

アメリカに9年住んでいた日本人の助産師からお話を聞きました。

アメリカは一概に語れないほど、民族や州・地域、そして保険会社による違いが大きい国。

日本における国民皆保険のような社会保障制度なくて、病気になったら病院というより、薬とか服用して自分で何とかする人が多いらしい。

 

アメリカの保険制度を大きく二つに分けると

公的医療保険(メディケア・メディケイド)

民間医療保険(HMO・PPO・POS)

 

医療保険に入れず、医療を受けることが困難な人もいる医療格差があったけど、オバマケアによって無保険者が減ったそうです。

※メディケイド(低所得者用)の保険ができた。


出産施設の状況は日本と似てる。

病院98.49%  自宅 0.99%  バースセンター0.52%  

病院出産の場合、無痛分娩が7割に驚いた。

そして保険に入っていないと、お産が何百万と高額。

 

助産師は、CNM  CM   CPMの3つに分かれていて、

それぞれ、よりやれることと収入が全く違う。

ドゥーラが妊娠中、分娩中、産後に寄り添うサポーター

 

アメリカの出産システムの報告は以上。

 

続けて『きくちさかえお産学講座』

今回のテーマは リプロダクションをめぐるテクノロジーの変容と社会課題

 

 

今回のテーマは、正直恐ろしかった・・・

私は、不自然が当たり前になっていくことで、人も環境も壊れていくことに危機感がある。

なので、ここいくの仲間と、「包括的性教育」を通して、人間は哺乳類であること、動物として地球で生きていることを意識できるよう伝える活動を地道に行っている。

 

どうしてやらないの「包括的性教育」-性教育団体「いのちの授業」 ここいく (canpan.info)

 

でも、そんな地道な努力を吹き飛ばすようなスピードでテクノロジーが進んでいることに愕然とする。

 

体外受精で生まれる子ども達がどんどん増えている。

生殖医療のテクノロジーは今やグローバル産業化・細胞化

出生前診断、着床前診断、卵子凍結、精子提供、卵子提供、代理出産と、どんどん進化。

 

生殖医療のビジネス化

ES細胞、IPS細胞(幹細胞)からの配偶子

リプロダクション いのちの生産。

これ、神の領域を侵すことにならないのか?

生まれる命の安全性は分からない。

産む身体、母胎はリプロダクション科学・産業の資源ではない。

 

なんだか怖すぎる・・・

 

思い通りになることを求め続けた先の未来に

思い通りにならない子育てを

コントロールすることなく実践できるのだろうか。

 

私はお産が変われば、子育てが、日本が、世界が変わると信じ、

『産婆魂を無形文化遺産に登録』すると宣言した#BFF ぎふのお母ちゃんたちを応援している。

 

テクノロジーの進化の勢いにビビるけど

それでも、ハチドリのように地道に自然を守る活動を頑張るしかないと思いました。

 

前回のブログ

ダウンダウンダウン

分娩を保険適用? どうなる日本のお産? | ~なないろ通信~ 古川明美 (ameblo.jp)