離婚後も、父と母双方が子どもの親権を持つ「共同親権」の導入を柱とした改正民法。

この問題点について、

どれだけの国民が理解しているのか?

国民的な議論に発展することもなく、自民・公明両党や立憲民主党、日本維新の会、国民民主党、教育無償化を実現する会などの賛成多数で可決・成立。公布から2年以内に施行。

共産党や、れいわ新選組などは反対。

賛成した政党のこと、そして自分の意思で考え動いてくれなかった身近な地方議員のこともよく覚えておこう。

 

共同親権となることについて

多くの皆さんに一緒に考えて欲しいという思いで

国会議事堂前デモと同日同時刻で全国でスタンディング。

私は岐阜駅北口に立ちました。

 

 

シールアンケートも実施しました。

 

 

現行法でも、不当な連れ去りは監護者指定手続きをして、

子を元の場所に返すよう強制できる仕組みが整えられています。

子の利益になるなら面会交流の命令もあります。

共同親権に必要なのは両親の協力関係です。

それができる関係なら、法律変えなくても二人でルール決めて、よき協力関係を続けてる人いっぱいいます。

相互に話し合える信頼関係ではない人たちにとっては

この法案は恐怖でしかないと思います。

 

 共同親権については 木村草太先生の説明が分かりやすい。 https://www.youtube.com/live/j0PqQqolcgw?si=E8FOnHs8uFR8jbvh

 

 

中日新聞記事「心の糧」 シェアします。

ダウンダウンダウン

問題は「選ばされる」ケースが出ること。

縁を切りたいのに切れなくなる。「離婚しづらい社会の方が健全だ」と主張した議員もいるが、一緒に暮らして初めてわかる部分もあるし、人の心は変わるものである。

別れたいと切実に思う人に無理をさせ、人生を浪費させる社会が健全とは思わない。

それどころか生命や人権に関わる。

詩人金子みすゞは今も多くのファンがいる。

彼女は26歳で自死を選んだ。

家の間で決められた結婚をして、夫から詩を書くことも詩人仲間との交流も禁じられ、夫を経由した性病に感染した末に、一人娘を連れて家を出ている。

昭和初期の話で、女性から申し出て子どもを連れて家を出られたのは異例ではないかと思う。しかし、夫はすぐに翻心し、娘を連れ戻そうとする。

当時、子どもは家、すなわち父親に属するとされた。母親側には娘の親権を主張する根拠がない。

夫が娘を取り戻しにくる日の前夜に亡くなった。

その死が絶望なのか怒りなのかはわからない。

遺書はあったが、全文が残っているわけではないらしい。

ある一節だけが繰り返し引用される。

「あなたがふうちゃんに与えられるものはお金であって、心の糧ではありません」。

投じられた賛成票の中に、子どもに与えられる「心の糧」への思いはあったのか。

野田聖子氏は、国会審議が性急過ぎるとして反対票を投じた。ここで改めて触れると共に私は覚えておく。

選択制夫婦別姓や同性婚については、家族の形を変えかねないから慎重に、との意見を読んだ記憶がある。

それと合わせて今回も「人」ではなく「家」のために法案を通そうとしているようにしかみえない。(桐山女学園大教授 堀田あけみ)

 

後日、一般財団法人羽田人権文化基金主催「身近な人権を語る会」にて野田聖子さんと同じテーブルになりました。

造反議員と言われても行動できる強さ。

人権を大切に考える姿勢が根底にあることが伝わりました。

そして「性教育こそ人権だよね」と声をかけて下さり勇気をもらいました。