アメリカの核実験の被害の実態に迫る映画「サイレント フォールアウト」観てきました。
1950年代から60年代、アメリカのネバダの核実験。
太平洋での水爆実験。
アメリカ大陸の放射の汚染の実態のドキュメンタリー映画。
風下(かざしも)地域に住む子どもたちは、豊かな自然の中で、放射能を浴びながら遊んでいた。
静かな毒
私たちは何もしらなかった。
冒頭の女性の言葉が印象的でした。
ストロンチウム90の影響を最も受けやすい子どもたち。
多くの友達が、あらゆる癌で死んだ。
風下地域の多くの方が若くして癌で亡くなっている。
子どもを被害から守るためにお母さんたちが動き出す。
「乳歯」を集め、子どもたちの被爆を証明し
ケネディ大統領を動かし、大気圏内核実験は中止となった。
アメリカの水爆実験
1954年ビキニ環礁で被爆した日本の第五福竜丸のことは有名です。でも実はそれ以外にも被爆した船は200隻以上もあった。
知らなかった真実ばかり。
核実験の深刻な汚染による被ばくは未解決のまま、なかったことになっていく。
見えない猛毒
国民は消耗品
唯一の被爆国の日本は
核廃絶と言いながらも、核兵器禁止条約に加盟しない。
福島原発事故があったのに、世界の原発の発電能力を2050年までに3倍に増やす宣言に賛成している。
日本政府はアメリカの方ばかりを見ている。
国民は消耗品で、守ってくれない。
当初アメリカ政府は核実験の影響をたいしたことないと伝えていた。
そして見えない静かな毒は体内に蓄積され半減期は長い。
見えない静かな毒は、年月と共にうやむやにされていく。
PFASの問題と重なる。
市長はただちに影響はない。健康被害はでていない。
治験がないから血液検査もしないという。
アメリカファーストであれば、基地が原因だったとしても
調査も保障も期待できない。
改めて、そう感じた。
映画の後は監督 伊東英朗さんのお話。
予定があり断念したけど、聞きたかったな・・・
日本の監督が作った、アメリカ大陸の放射能汚染の実態。
この事実を知ると、福島の事故も福島だけが汚染された事故ではないことが分かる。
監督のメッセージの中にあなたができることをと書いてあった。
私にできることは、まずはブログを書き伝えること。
機会があれば是非映画見て下さい。
13) サイレント フォールアウト予告編 - YouTube