本日全員協議会。

先週の金曜日に記者会見を行った、水道水源におけるPFOS及びPFOA(有機フッ素化合物)濃度の目標値超過について、市長、副市長、水道施設課、環境政策課より説明がありました。

 

 

まず、報道にあるように令和2年に基準値を超えていた時点で、市民に公表しなかった理由。

 

令和2年(2020年)の時点では、水質検査は任意であり、水質は急激に悪化するものではないという認識でいた。

令和4年4月19日の検査結果を、22日に報告を受け、副市長が浅野市長に報告。

水の浄化が第一、原因究明に努める指示。

唐突に判明するより、対策を練ったと同時に発表した方が市民に不安を与えないと判断したと説明。

 

情報のあり方について確認しました。

市の情報は市民と共有すべきもの。

今後も同じようなことがあった場合の基本的な姿勢として

不安を与える結果となっても、事実を直ちに伝えることが最優先されるべきではないか。

 

公表については、認識が甘かった、深く反省している。今後は、直ちに伝えていくとのこと。

 

 

 

多摩市や豊山町では、血液検査が行われており、暫定値超過地域の住民の血中PFAS濃度が高い結果が出ています。

 

PFOSやPFOAは人体や環境への残留性が高く、腎臓がんの発生や胎児・乳幼児の成長阻害、抗体反応の低下など健康リスクがあると言われています。

 

特に子どもが心配。

成長期の子どもたちの細胞に与える影響は私たち大人と違います。どれだけ体内に蓄積されているか知ること大切です。

血液検査をするべきではないか確認。

 

因果関係、どんな影響があるのか分からないことが多い。

医師も対応できない。

検査で安心感を得ることは難しいので考えていない。

 

情報はSNSで簡単に調べられる時代です。

不安に思う方が多い中、基準値を超えている水源を、浄化作業終わるまで止められないのか確認。

 

断水のリスクは高い。

沖縄で実績のある活性炭による浄化方法を選択。

8月に既存の沈殿槽に投入し実証実験。

効果確認次第、早急に本格稼働。

12月までに活性炭で浄化最大の努力。

三井水源地に除去施設を作る。

 

原因について、特定に至っていない。

基地周辺地域としての危機感はあった。

岐阜基地に確認したところ、平成22年(2010年)以降、泡消火剤は使っていない。22年以前の記録、書類はないとのこと。(そんなことあるのか?)

残留性が高く、どう使われたのか、30年~40年さかのぼる記録もなく困難。(米国基地の時代もあり、記録はない)

 

市民への説明について

地区に分けての市民説明会を開催してはどうか確認。

まずは全力で、浄化作業。 

市職員にも限界があるので、各地域での説明会は考えていない。

必要に応じて対応はする。

電話でのホットライン

市HP、広報紙、保育所、小中学校を通じて保護者に説明は考えている。

 

以上、私のメモより報告。

 

その初動と基本的姿勢が非常に甘く感じました。

残念な結果ですが、起きてしまった事実は速やかに公開し、対策するしかありません。

説明を聞いていた印象ですが、環境汚染の深刻さの認識が弱く感じられた。

 

食べることは生きること。

家族の健康のために、食を大切に調味料や食品選びに拘り、出来る努力を日々重ねてきた。

それが私のライフワーク。(同様の母は多い)

でも、どれだけ食材に拘っても、公のものが汚染されたらアウトだと痛感。

信頼していた水の汚染はショックでした。

 

健康被害報告がないのは当たり前。

人体に影響あるのは、ずっと先です。

PFASは自然界ではほぼ分解されず、生物の体内に蓄積する、永遠の化学物質と言われている。

基準値高いエリアから順に血液検査しないと、本当に人体に影響ないかは分からないです。

まずは知ること、そしてデトックスする方法を伝える。

そこも含め対応しないと、本当の安心にならないのでは?

 

【水道水の水質に関する問い合わせ先】

058-383-7115(水道部 水道施設課 浄配水係)

【個人で井戸を利用されている方の問い合わせ先】

058-383-4232(市民生活部 環境政策課 環境保全係)

【ご案内時間】

8時30分~17時15分(土日含む)