屋久島から戻り
不正出血が続きました。
生命力に溢れた島は
美しすぎて
興奮して
疲れが出たのでしょう
母としての自覚なしと
主人に叱られました。
安定期とはいえ当然です。
浮かれていました。
それでも病院に
付き添ってくれました。
受診後
異常なし、安静にしてください
とのことで
2週間接骨院の仕事を
休みました。
復職してから
以前より疲れやすく
同じ施術内容はできなくなり
腕や足の外傷、
受付業務を担当しました。
やがて、身体が復活すると
産む場所を探すため
助産院巡りが始まりました。
スピ系で知り合った方が
長野の穂高の助産院で
お産をしたと聞けば
主人に頼み
連れて行ってもらいました。
今思えば、
どれだけわがままで
好奇心赴くまま
動き回っていたのでしょう。
都内や近隣の助産院を
複数見学しました。
そして、屋久島行きでお世話になった
T子さんにN区の助産院を
紹介してもらいました。
当時は都内北区エリアで
自宅出産を引き受ける
故Sさん、Kさんと出会い
そこで産むと決めました。
その頃、日本に入って間もない
ホメオパシーを使いたい、
イギリス式の能動的なお産
アクティブバースを取り入れたいなど
ほとんどの要望を受け入れてもらいました。
食事も菜食中心、酵素玄米
手の込んだおいしいお食事でした。
地方出身で初めてのお産
不安でいっぱいでした。
不安でいっぱいでした。
幼少期、母に厳しく
躾けられたと思っていた私は
母に心を閉ざし、
あまり連絡を取りませんでした。
そのくせ、心のどこかで
自分にとって都合のいい
理想の幻の母親代わりのような
助産院を探し求め
まるで子宮のように狭い
4畳の産室で
主人につかまりながら
立って生みました。
暑い夏の日
息子が生まれました。
・・・
反発心と求める心は
コインの裏と表のように
ひとつのもの
心の奥に眠っている
深い自分の本音に気づかぬまま
何かが足りなくて
欠けたパズルの
ピース集めをしていました。
・・・
からだと心を整える