生きづらさを抱えた子育てからの脱却 | からだと心を大切に アスペ子育て母からはじまる幸せ家族の作り方

からだと心を大切に アスペ子育て母からはじまる幸せ家族の作り方

骨盤と心のバランストレーニング
母のトータルサポート
東京町田鶴川 MOMウェルネスラボ
フラクタル心理カウンセラー
トータルマザープランナー安藤みずえ

 

こんにちは、安藤瑞恵です。

 

うちの子ども3人は、

大学生・高校生・中学生になり

子育ても一段落しました。

 

いくつもの大嵐の中を

通り抜けてきました。

 

前回はしっかり育った

現在の息子について書きましたが、

今回は幼い頃、

不安でいっぱいだった頃の話を書きます。

 

 

今、子育てを振り返って

大変だったのは、

初めての子育てで長男が

公園デビューした時期です。

 

私のブログを読んでいて、

周りの子と何か違う・・・

 

そんな心配をお持ちの

お子さんが小さいお母さま向けに

当時を振り返りながら書きますね。

 

・・・・・

 

20代半ばから接骨院勤務していた私は、

東洋医学や自然療法を好み、

助産院出産を選びました。

 

妊娠前から周りの環境、衣食住

あらゆることに気を使っていました。

 

そして、当時の私の子育ては
できるだけ良い物を与えたいと
正しさばかりを求めていました。

 

しかしこれが
調べれば調べるほど

心配を証明するような情報が

入ってきます。

 

(無意識の思考が現実化するので、

心配・不安の証拠集めを

引き寄せていました(-_-;))

 

そしてドツボにはまり
ただただしんどくなっていきました。



また、他所の子とはどこか違う息子。
想定外のことばかりで、

育児書に書いてあることは

何の役にも立たず
オロオロして

いっぱいいっぱいでした。

そんな中、息子は1歳前後で
住んでいた団地の公園デビューをしました。






私は中学時代からずっと、

務め始めても
男性の多い環境にいたためか
女性集団はなかなかなじめず

 

 

緊張の連続。

 

そんな不安のオーラは

言わなくても

周りにバレバレ筒抜けでした。


コミュニケーション能力の低さが

露呈して
女性の集団にすんなり溶け込めず


気を使えば使うほどに
浮いていました。

そして集団の中に入ると
自分の心の奥で

 

勝手に他所の子どもと比較して
優劣を付けたがっていました。

 

(劣等感の塊の癖に

負けたくない、

勝ちたいって

どんだけゴーマンだったのでしょう・・・)

息子の成長は

と~ってもゆっくりで、
遅かったのです。

うちの息子は

まだハイハイばかりなのに
月齢がうちより遅くても
1歳前から歩き出すお子さんもいます。

成長過程の出来事なのに、


成長の遅い息子
=母としての私の通信簿の評価

と自分を裁いて

 

表面には出さなくても、

負けたような気がして

面白くなくて

勝手に劣等感を抱く
腹黒で嫌な私でした。

歩き始めばかりではなく
言葉も遅くて

お友達との関わり方も鈍く、
おもちゃを取られてもそのままで
やられっぱなしでした。

のちに自己主張するようになり、
立場が逆転しだすと


「自分の子には甘いダメ母」
と言わせる始末。

 

「注意しても聞かない息子。

うちの子、

ずっと泣かされっぱなしだったのに」

 





人前には出さなくても、
私の心の奥底で
人に負けたくない、
優位でいたい、
相手を自分より見下したい


上から目線の
嫌な私がいました。

 

 


なぜこうしていたか
今だからわかります。

自分に自信がなくて
ママ友づきあいもまともにできず

 

心の奥底で

なんでも思い通りにしたくても

なにひとつ思い通りにできなくて

 

腹黒な嫌な自分も知っているから

無意識の罪悪感も働き、

能力の低い自分を責め続け

悪循環の無限ループ・・・

 

 

 


離乳食を作っても食べないと・・・
息子に私を否定された気持ちになり
いちいち落ち込んでいました。

一人目の子育てで

勝手がわからず

うまくいかないことばかりでした。

 

だれにも頼らず

勝手に一人で抱え込んでいました。

 

 

今の私なら、

食べる練習だから大丈夫だよ

と言えるし、

 

自分の感情をため込まず

夫や親に

もう少し素直に気持ちを伝えても

よかったかな~と思います。

 

実際、大きくなってから

ちゃんとものすごい量を食べるし

問題ありません。

 



また、当時息子は室内にいると
よく動きまわり
好奇心の塊。

キッチンの引き出しから
絵本の棚、
おもちゃ箱
全て出してひっくり返すのが

日課でした。

毎日続く・・・


毎日引っ張り出されては、

片づけて、

 

いちいちやめさせていたら、

相手をして遊ばなくちゃいけなくて

家事は一切できなくなるので

 

躾けることもめんどくさくて

あきらめて放置

 

また片付ける

 

ストレス増幅・・・

 


ゴミ箱の中はあさるし、
キッチンのちょい置台の上に
肉じゃがの入った鍋を置けば、
台に捉まり鍋ごと傾きかける息子・・・

目を離すと
家の鍵もどこかに持ち去り大捜索。

どんなに息子が可愛くても
家の中に二人でいると
気が狂いそうになるばかりで 

公園に出ても
歩き出すと
1箇所にじっとしていなくて

団地の広い敷地のアチラコチラに
興味の赴くままに移動して、

 

ママ友集団とは挨拶のみで
追い掛け回していました。

周りは気を使ってくれたけど、
会話の中に入ることは
あまりありませんでした。

 

色の綺麗なお菓子も
チョコもあげたくなかった私は
ますます周りから浮いていました。

次男がお腹にいる妊娠中も、
生まれる日も午前・午後ずっと
外に出ていました。


今振り返ると 

元気のな男の子を育てていれば

これくらいはよくある?

エピソードかもしれません。

 

しかし、私の心の持ち方が

どこか閉鎖的で

怒りを溜め込んでいました。

 

 

当時の20代の未熟な新米ママの私は、
自分の息子ばかりが可愛かった。

大袈裟な言い方をすると
我が子よりスムーズ?に成長している
他所の子どもを認めたくなかった。

母としての不出来な自分の
嫉妬心の塊でした。

お恥ずかしい限りで
心の狭い未熟者の私でした。

しかし、5年後

3人子どもを産んで育ててみて
ようやく初めて

他所のお子さんも少しずつ
可愛く思えるようになりました。


・・・・・

 

これは、

16~17年前のお話です。

 

当時の新米ママの私に

なんて言ったら

もう少し生きやすくできただろうと

考えます。

 

 

自分の中には、

大人の心を持つ自分と

インナーチャイルドと呼ばれる

未熟な子どもの心を持つ

二人の自分がいます。

 

感情が動いている

腹黒とか、

負けたくないとか、

思い通りにしたいとか、

私の正しさを証明したいとか、

文句ばっかり言っている、

これはインナーチャイルドです。

 

ちゃんと育てよう、

周りに合わせることを覚えよう

これは大人目線の心です。

 

インナーチャイルドが主導権を握って

子育てをしていると

なかなかうまくいきません。

 

 

当時わかっていませんでしたが、

私自身のコミュニケーション能力は

息子が鏡となり

見せてくれていました。

 

 

やがてフラクタル心理学で

心の仕組みを学ぶと

 

大人目線の心の分量が

圧倒的に少なかった私は

 

我が子と

自分のインナーチャイルドを育てながら

大人目線の子育てをする。

 

そこから子どもの成長が

みるみる変わりだしました。

 

 

最初は正直抵抗感が強かったのです。

一緒に学んだみんなはどんどん進んで

どんどん変わっていきました。

 

私は落ちこぼれで牛歩でした。

それでもやるしかなかった

切羽詰まった状況でした。

 

嫌な自分と向き合い、

未熟な自分を成長させる。

 

 

 

しかし、私のインナーチャイルドは

拗ねて心を閉ざし

猛反発で怒っていました。

 

 

 

この子と信頼関係を築き

仲良しになることからはじめ

 

この子がにっこりして

味方になると

私と息子の人生は

少しづつ大きな変化へと

流れを変えていきました。

 

 

 

 

特別なことではなく、

当たり前にやるべきことを

こつこつ積み重ねていき、

 

夫や親、周りの人たちと

健全な人間関係が築けるようになると

問題は解決していきました。

 

心の中の大掃除の

期間でした。

 

 

 

息子の幼稚園から小学生の頃の作品です。