斎藤惇夫先生の「絵本大学」の中では、「これはお読みになるといいですよ」とさらっと分厚い本を紹介することがしばしばあります。下世話な誘惑につい負けてしまう私は、読もう!と思っても全く進まないのですが、でも、読まないと!
「児童文学論」リリアン・H・スミスさん 訳:石井桃子さん、瀬田貞二さん、渡辺茂男さん(岩波現代文庫)
に続く第2弾、
絵本にかかわる人は読まなきゃいけないと思われる
「子どもと文学」石井桃子 いぬいとみこ 鈴木晋一 瀬田貞二 松居直 渡辺茂男 共著(福音館書店)
を読みました。この本は、昭和35年に中央公論社から出版され注目された本ですが、長らく絶版となり、改めて1967年(昭和42年)福音館書店から出版された本です。
斎藤先生の絵本大学を拝聴しているので大変読みやすく、興味深かったです
前半は、日本の童話の創成期の、迷える作品の数々について、辛口の批評が続き、面白かったです。
よい・わるい、の解説も納得がいき、
子どもたちに愛される絵本とはどんな絵本か。
淘汰されて、よいものが生き残っていく理由もよくわかりました。
さあ!これで、最低限の準備は整ったかな?
来年度は、もう一度、斎藤惇夫先生の絵本大学を、きちんと、まじめに、居眠りしないで!拝聴しようと、
今からわくわくしています。
場所は、さいたま市浦和の麗和幼稚園。5月開講だと思います。
遠い方は
株式会社ブックハウスカフェのオンライン配信、アーカイブ配信。
それも難しければ、斎藤惇夫先生の
「子ども、本、祈り」を読んで、参考図書なども読めば、概要が分かる気がします。
さて、来年度、もう1か所でも開講されます!私はそちらで拝聴