最近、ブログによく登場する、斎藤惇夫さん。
児童文学作家、元福音館書店編集者。現在は、さいたま市の麗和幼稚園の園長先生をなさっています。
幼稚園での楽しいお話はこちら☟
その、麗和幼稚園で、惇夫先生は、月に1回、絵本大学を開催なさっています。
2003年からなさっているそうです。これは過去情報☟
ちなみに2023年度はこんな感じ。毎年基本的には同じ内容で、少しずつ変わっています。
講義には、「この本はお読みになった方がよいですよ」という本がたくさん出てきます。
怠け者の私は、全然読んでいないのですが、
これくらいは読まなくっちゃ、と、「子ども、本、祈り」の中にも出てきた「児童文学論」リリアン・H・スミスさん 訳:石井桃子さん、瀬田貞二さん、渡辺茂男さん(岩波現代文庫)をこの度は借りてきました。
図書館司書、児童文学に携わる方のバイブルですね。
文章自体は、とても分かりやすいです。訳者が素晴らしい面々です。
が、何しろ、その中に出てくる児童書を読んでいないと、あるいは、いろいろな児童書を読み込んでいないと、実感が得にくく、読むスピードが上がりません。
しかし、12章に分かれているので、自分に関連のある章については、カラカラのスポンジが水をいっぱい含むようにしみ込んできました。
そして、読み進めるうちに思ったのです。これはまさに斎藤惇夫先生の「絵本大学」の講義の内容です!
選書の極意などは聞き覚えのあるものだったし、この本を訳すにあたっての逸話は講義でも拝聴していました。
そうなんだ、惇夫先生、これをかみくだいて教えてくださっていたんだ、と感動しながら読み進め、
最後の解説が大事、きちんと読もう!とページをめくったら・・・・・・
解説は、なんと、斎藤惇夫先生でした。
先生、ありがとうございます。
私は、絵本大学は、4年しか通いませんでした。また、まじめに、感動しながら、拝聴したいです。
ボランティアで絵本の読み聞かせに携わる方々は、絵本を選ぶ指針として、本書をぜひご一読いただいたらよいと思いました。
株式会社ブックハウスカフェでも絵本大学はやっているようです。
オンライン配信、アーカイブ配信もありますね。



